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弁護士高見沢響子⑪ 夢の花 2011.10.17OA

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ある代議士秘書の弁護を担当した弁護士・高見沢響子(市原悦子)は、その秘書が態度を翻したために窮地に立たされる。響子は傷を負った心と体を休めるために、弁護士バッジを外して旅に出る。
ある漁村に着いた響子は、ふとしたことから小さな書店に居候することになった。書店に詩集を注文した老人に本を届けたことから、響子はふしぎな事件に巻き込まれる。老人の孫娘は、「認知症の老人が本を注文するはずがない」と響子を追い返す。だが、そのことをきっかけに、二人が本当の祖父と孫なのかとの疑問が浮かぶ。響子は、認知症の老人をだます“年金詐欺”ではないかと疑った。
響子は助手・久松の協力を得て次第に真相に迫るが、謎は深まる一方。老人の家族の行方が分からず、生死も不明だ。やがて、老人の本当の孫娘は、難病を患い寝たきりだったことが分かる。孫だと名乗った女性は一体誰なのか? 謎が謎を呼ぶ展開に目が離せない。
1998年に第一作を放送した『弁護士高見沢響子』シリーズ。これまで数々の難題に毅然と立ち向かい、裁判で勝利を収めてきた響子だが、今回はドラマの冒頭で大きな挫折の壁にぶつかる。ふしぎな家族と向き合いながら、響子は自らの生き方も振り返る。
老人と謎の孫娘、真実は孫娘が暮らす荒れ果てた家屋に隠されていた。響子と老人はその家で驚きと悲しみの事実を発見する。自らも心に傷を負っている響子は、老人と孫娘を救うことができるのか。
認知症の疑いがある老人役を米倉斉加年、真実を追究する響子と激しく対決する孫娘役を京野ことみ、飄々としてコミカルな味わいもある書店店主役を平泉成、三人のゲスト出演者が好演し、ドラマを味わい深く支える。当シリーズのレギュラー出演者・あめくみちこも、市原と息のあった演技が光る。
緊張感のある芝居が続く中、関東近郊で撮影された漁村の風景が心を和ませてくれる。路線バスや漁船が行き来するシーンはどこか懐かしく、ドラマを身近に感じさせる。
脚本の竹山洋と監督の堀川とんこうは、これまで何度も市原悦子出演のドラマを手がけており、市原の魅力を熟知した名コンビ。二人が始めて『弁護士高見沢響子』シリーズに挑み、シリーズの新境地を開いた。


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