月曜ゴールデン 毎週月曜よる9時から

女子刑務所東三号棟8 2010.6.21OA

あらすじ

 誰一人話す者もなく、ミシンの音だけが響き渡る女子刑務所・縫製工場。
 笛が鳴り、作業が止まると北川英恵(泉ピン子)、小田切真央(賀来千香子)、西崎千春(西原亜希)の3名が呼ばれて仮釈放が言い渡され、釈前房という独り部屋へと移されることになる。物語はここから始まる。
 一年前、口癖の悪い千春が入所して間もない頃、英恵と真央も同じ雑居房にいた。千春は、英恵が学校の先生殺しで服役していたことを真央にチクッた。もちろん真央が学校の元教師だということを知っていてのこと。
 息子が自殺した原因となったイジメを止められなかった先生を殺してしまった英恵と、生徒のイジメ問題で担任を外された経験を持つ真央の2人には、千春の余計な入れ知恵が毒となり、確執となった。
キッカケは些細なことだった。縫製工場での作業にモタついた真央を英恵が手伝おうとすると、真央は「余計なお世話よ」と、鋏を持った手で英恵を振り払い、怪我を負わせてしまう。
 ここから、英恵と真央は顔を合わせるごとになじりあい、ぶつかり合うこととなり、ついには取っ組み合いの大喧嘩まで繰り広げたのだが、仮釈放が決まった今となっては3人とも社会復帰への期待と不安を募らせるしかなかった。
そしていよいよ、仮釈放となった3人が社会へと歩み出すことになる。
 刑務所でフォークリフトの資格を取っていた英恵は、川崎にある引受人・菅沼重久(田山涼成)が経営する倉庫会社で働くことになった。
 真央は父親との確執を理解してくれている弁護士の立石(村松利史)が引き受け、立石が経営する銀座の高級クラブのママとして夜の蝶となる。
 千春は母親が身元引受人なので、とりあえず家には帰るのだが、かつて自分をレイプした義父と二人きりになるのが嫌で、母親が家にいない時はもっぱらマンガ喫茶で過ごしていた。
 しかし、塀の外へ出た3人に社会の風が冷たく突き刺さる。
 英恵は、実際よく働いた。菅沼は、低賃金でよく働く英恵を重宝がってはいたが、ある日事件が起こる。事務室に置かれていた金庫から50万円が盗まれたという。
 真っ先に疑われたのは英恵だった。結局、事件は菅沼の勘違いだったということが判明するのだが「カッとしたら何をされるか分からないから怒らせないように」という一言を壁越しに聞いた英恵の心が砕けた。電話中の菅沼に、英恵はフォークリフトで突っ込み、怪我をさせたまま工場を飛び出した。
 江の島の海岸で、茫然と海を見つめていた英恵と、澤田翔太(谷端奏人)が出会う。
 江の島で、祖父・澤田和弘(蟹江敬三)が切り盛りする店で暮らしているという少年に腕を引かれてたどり着いたその小さな店で、英恵はひと時の安らぎを得ることになる。
 しかし、一緒に塀の外に出た2人と再会したことから、英恵の人生が大きく変わることになる。
 新たな人生を歩み始めた3人に、社会の冷たい風が容赦なく吹きつける。
 安住の地を求めた3人が、行き着く先はいったい何処なのか? 


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