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浅見光彦シリーズ27 斎王の葬列 2009.9.7OA

あらすじ

天皇に代わって伊勢神宮の神に仕えるため、宮中から派遣された皇女のことを斎王というが、その斎王の群行が立ち寄ったと言われている宿泊施設のひとつに、滋賀県甲賀市土山町の垂水頓宮(たるみとんぐう)という場所があった。現在は国史跡に指定されている頓宮の跡地といわれている場所を、地元の人々は御古址(おこし)の森と崇め、そこを踏み荒らすものには祟りがあると言われていた。
34年前に、御古址の森で野元末治(山崎健二)という男性が、倒れた鳥居に押し潰され遺体となって発見された。その傍らには、神事の折に人の代わりや、憎しみや呪いの象徴として使われたという青銅製の人形代(ひとかたしろ)があったことから、「盗掘した祟りだ」との噂が立つが、妻・恵子(横尾香代子)は「殺されたんだ」と叫び訴えた。しかしその恵子も変死体で発見され、その傍らには激しい筆で「怨」と書かれた和紙が置かれていた。

変わって現代、ルポライターの光彦(沢村一樹)は、学生時代の友人である白井貞夫(山崎銀之丞)に白井が運営する劇団東京シャンハイボーイズの取材を頼まれる。劇団の今回の演目は「斎王の葬列」。都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山が舞台で、「斎王群行」を題材にしたものである。
取材に訪れた光彦が、劇団員達に混じって劇団の宴会に出た翌日、シャンハイボーイズの元劇団員で、白井にロケ地を紹介した長屋明正(土屋裕一)が死体で発見される。そしてその数日後、今度はシャンハイボーイズのマネージャーだった塚越綾子(藤吉久美子)が殺されてしまう…。
光彦は、二つの殺人事件を調査していくうちに、明正が劇団を辞めたことと、7年前に綾子が劇団に就職したことには因縁があったことを知る。そこには劇団の看板女優である小宮山佳鈴(酒井美紀)と劇団のスポンサーである喬木正隆(山本圭)の存在も見え隠れしていた。
そしてさらに捜査を続けていくうちに、明正が生まれた34年前に、垂水頓宮で野元という男が殺された先の事件が、今回の事件に大きく関係していることを突き止める。


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