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第1490回
モンゴル 大草原に響け
八代亜紀の音魂

2018年10月13日 夜9時〜

聖なる山イフ・ボグドを望む大草原

八代さんと共に向かったのは、ウランバートルから約800キロ離れたバヤンホンゴル県。車で12時間半くらいかかりました。途中から舗装道路もなくなり、走行は大変でしたが、モンゴルの大草原を堪能できました。草原では、風が見えるんですよね。草を撫でていくような草原の風は、美しく心地良かったです。バヤンホンゴルでは、遊牧生活をするご家族を取材させて頂きました。好天にも恵まれ、草原の滞在は本当に気持ちよく楽しかったです。

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馬のレースやモンゴル相撲など競い合う夏祭りナーダム

遊牧生活をしている方たちは、大人だけでなく小さな子どもでも草原で暮らす知恵と技術を持っています。不思議だったのは、みなさんの方向感覚です。標識も目印もない大草原で、迷うことなく行きたい所へ行き帰って来られるのは、まさに驚異的。よく山を目標になんて言いますが、山じゃわからない(笑)。実は一度私たちの車が迷子になってしまったんです。距離としてはそんなに離れていないのに、ゲルに戻れなくなってしまって。何度も人に聞いて、最終的には馬に乗っていた方に誘導して頂いてやっと辿り着けました。草原には意外と起伏があって、少し移動しただけで前にいた所が見えなくなってしまうのです。どうして方向がわかるのか、取材したご家族の方に聞いたら「毎日見ているから」「わかるものだよ」と(笑)。見ているものが私たちと根本的に違うのでしょうね。

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ナーダムの競馬に出場するノミンジンちゃん6歳

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「風通しが良く、広いゲルはとても快適でした!」(宮地さん)

モンゴルでは、モンゴル語を二言くらい話せれば西から東まで横断できるという諺があるそうです。実際私が現地覚えた言葉は、「こんにちは」と「ありがとう」だけ(笑)。でもそれで充分だよと言われました。旅人は必ずもてなし、飲み物を振舞う。食事を出して泊めることも厭わない。草原でお会いしたのは、そんな諺があるのも納得!と思えるような方たちでした。
そして八代さんには、言葉は通じなくても心は通じ合えるということを、その素晴らし歌声で改めて教えて頂きました!

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聖なる山と崇められてきたイフ・ボグド
八代さんと頂上へ!富士山を超える標高の頂で…
「ここでの体験は生涯の宝物です」(宮地さん)

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