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第1487回
日比谷・帝国ホテル
世界が愛した最上のおもてなし

2018年9月8日 夜9時〜

帝国ホテルには人知れず世界を魅了するセクションが?

ランドリーなのですが、まず驚いたのはランドリーを受け持つのは外部の専門会社ではなく、帝国ホテルの社員の方々だったこと。ランドリーでお話を伺った方に、初めからこのセクションを希望されたのかお聞きすると、研修期間中に出会ったランドリーの先輩が、本当にカッコ良かったことをお話ししてくれました。帝国ホテルに入社後、客室係やベルマンをはじめ色々な場所で研修をされる中、先輩の姿を見てご自身もランドリーを希望されたそうです。そんなランドリーに洗濯物がくると、すぐに汚れ以外も含めた細かい点検がスタート。まさに職人さんの集まりという仕事ぶりは、本当に圧倒されるものがあって、ここできれいにしてもらえるのは宿泊者だけのすごい特権だと思いました!

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帝国ホテルのランドリーにまつわる数々の逸話をレポート!

日本の西洋料理の歴史が詰まった場所
帝国ホテルの厨房についてはどんなレポートを?

1964年と2020年の2つの東京五輪と帝国ホテルにまつわるお話を、総料理長の田中さんから伺うことが出来ました。前回の1964年当時は、洋食という文化があまり浸透していない頃で、シェフの方たちは自分の大切な技術を誰にも伝えたくない時代でもあったそうです。鍋を洗う見習いの人に味見をさせないために、使い終わった鍋にパッと、洗剤や塩を入れてから渡していたとか。そんな中、帝国ホテルは東京五輪で選手村の食事を任されることに…。そこで当時の総料理長・村上信夫さんが大改革を決断して、実はそれが、今日本で美味しい洋食が食べられることに繋がっていたんです。これは本当に大きな意味のあることだったのだなと、贅沢な食レポをしながら感じずにはいられませんでした!

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貴重なお話やレシピノートを紹介して下さった田中総料理長

心に残ったこと、また見どころは?

帝国ホテル内で使う全てのお肉を管理されるシェフのレポートでは、その“手”に驚かされると思います。またこの方のもとには、様々なレストランのシェフが「こんな料理を作りたいけど、どんなお肉が…」と相談に。でも帝国ホテルだからといって高いお肉やブランド牛にはこだわらず、そのお料理やシーンに適しているかが大切だと仰っていました。考え方がとても柔軟で面白いと思いましたし、料理を食べるお客様に合ったものをと一所懸命に考えた結果、認められて、有名になった数々のメニューも。そうやってひとつのお料理が歴史になっていく様も見えてきて、とても素敵だと思いました。全てがプロフェッショナルで全てに温かみがあって、帝国ホテルのおもてなしは、私の想像よりもずっと先にあるものでした。

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あの名言を残したセレブも帝国ホテルの美食の虜に

またみなさんの仕事ぶり以外でも実は驚いたことがあって、それは帝国ホテルの方々が、本当に仲が良いこと。厳しい面も当然あると思いますが、上下の関係というより年代を越えた信頼関係があって、こういう雰囲気なの!?とビックリするくらいでした。帝国ホテルというと、立派で敷居が高いイメージですが、そこで仕事をされる方々を知ると、意外な感想を持てるのも今回の発見だと思います!

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