2018年9月8日 夜9時〜
ミステリーハンター・野々すみ花さんに、
番組でご紹介しきれなかった帝国ホテルでの発見をお聞きしました!
各国の要人などVIPが泊まるためのお部屋に入ることが出来ました。そこは番組でご紹介した、フランク・ロイド・ライトにちなんだ特別な客室です。ベッドルームのほかに居間や書斎、会議が出来るスペースなどもあって、外へ行かずに暮らせるような立派さでした!ただ実際に足を踏み入れると…、家具や壁など部屋そのものがまるで美術館。「どこに座ったらいいでしょうか!?」という感じだったので(笑)、もし泊まれるチャンスがあっても「私は落ち着くかな!?」と思ってしまいました。
そこは帝国ホテルで唯一、靴を脱いで仕事が行われ、お客様の目には触れない場所でした。そして、たくさんの電話の前で待機されていたのは全員女性。どんな雰囲気かというと、緊張感、切迫感がすごかったです。電話が鳴ると瞬時に受けて、お客様からのどんな要望、質問、クレームにも即座に応えられるんです。対応能力の高さに驚かされました。また何人ものオペレーターの方がいる中に、全体を見守る役の方が2人いて、どこかで少し手間取っている様子を見つけたら、ピッとスイッチを押すんです。するとその会話が聞こえるようになっていて、先輩がさっとアドバイスを出されていました。オペレーターの方にインタビューもしましたが、あまりに隙のない空気に圧倒されてしまって、深く伺うことはできなかったです!
ひとつ不思議に思ったのは、机に鏡が置かれていたこと。理由をお聞きすると、第一声に関わるので、まず鏡で笑顔であるかチェックするためでした。第一声は「ありがとうございます。帝国ホテルでございます」なのですが、以前はオペレーター室に勤務され、今回の取材に同行して下さった広報の方は、その二言を上手に言えるまで3年かかったとか。「ここはこういう抑揚で、これは半音上げて、ここは下げて」と先輩に指導されるそうです。
オペレーター室での第一声は、お客様にとっても、ホテル側にとっても最初の通り道。そこが帝国ホテルであることを声のみで表現されているのは、想像力も必要だと思いますし、本当にプロフェッショナルだと思いました。そんなみなさんの声は素晴らしくきれいで、安心感もあって…。オペレーターを経験された広報の方は、同僚の方曰く、いつどんな電話でも取るのが早いそうです!
ホテルの華やかな舞台から普段は見られない内部まで発見づくしのレポートに