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黄金文明を築いた人々の聖地
幻の天空都市の様子は？

今回のロケで一番きつかった場所ですが(笑)、最後に1200段もの石段を上がって、ようやく到着！すると一気に視界が開けて、あっちにもジャングル、こっちにもジャングル！と周りがジャングルだらけだったのが分かりました。「この場所によくこんな都市を…」とビックリするような天空都市が広がっていたんです。

私は少し前、天空の遺跡・マチュピチュまでインカ道を通って行くレポートをしましたが、その時との対比も面白かったです。私の感想ですがインカ道は、きれいだけれどゴツゴツして道幅が割と広い印象。今回の道は、険しいけれど細かくて女性的な感じでした。彼らは、繊細な黄金製品など美しいものを残しているから、それと何か通じるものも感じられて、想像が膨らむのも面白かったです。

見どころは？

取材前、黄金文明の末裔の方たちについて「今も伝統的な暮らしをしている」と聞いていたので、「頑なで守りが固い人たちなのでは？」と想像していました。でも実際にお会いすると大らかでむしろ「やあ！」という感じで迎えてくれるんです。取材の間、彼らが自分たちの文化にないもの、現代的な物も自然に受け入れている様子をよく見かけました。

またかつてスペイン人の侵攻によって土地を追われた歴史があるので、スペイン系の観光客が多いことをどう思われているのかお聞きしました。すると「悲しい過去ではあるけど、でもそれはそれで、今は今だ」と。もしかすると彼らだから、大事なものだけ残って、滅亡することなく文化が続いているのかな？と思いました。でも一方で身に着けるものなど、こだわりが強い部分もあるから「それはまたどうしてかな？この先彼らはどうなるのかな？」と、どんどん気になって…。彼らの色んな不思議さにきっと注目したくなると思います！