バックナンバー

さらにオーストリアとイタリアにまたがる
エッツタールアルプスへ！そこでは鳴く程大変な取材に！？

エッツタールアルプスでは、氷河で発見された氷漬けのミイラにまつわるミステリーをレポートします！またこの場所では毎年6月に、牧草地を求めて1700頭もの羊が、イタリアからオーストリア側へアルプスを越えていく様子も取材しました。でもこれが思いのほか過酷で！道のりは断崖絶壁で岩もゴロゴロ。でも羊はどんなところもヒョンヒョン、ヒョンヒョン進んで行くから追いつけないんです。しかも7時間かけて歩く中、雨が降って寒くなったり、雪やぬかるみがあったりで、スタッフも徐々にばらけての移動に…。その間、私は人知れず転んで足を擦りむき、他のスタッフは太腿までぬかるみにはまって泥だらけに(笑)。それに羊たちは移動しながらメーメーメーメー、本当によく鳴くので、こちらも疲労とストレス発散で「メーッ！」と鳴いてみたりして(笑)。

撮影を始めた時は、羊飼いの男の子が「途中までだけど三脚をしょってあげるよ」とありがたい申し出をしてくれたんです。でもしばらくすると「本当は最後まで行きたかったけどね！」と言い残し、目的地よりはるか前で帰って行きました(笑)。おそらく羊飼いの方でも大変だったのでは？

見どころは？

私の中でオーストリアといえばアルプスの美しさ、そして音楽の都・ウィーンなど、しっとりしたイメージが強い国でした。でも取材する中で「あれ、オーストリアってそうだったの！？」とビックリすることも多かったです。アルプスの絶景も、その中に想像がつかない世界や発見がいっぱい詰まっていると思いました！

また氷の洞窟の取材中、ガイドのレッテンバッハーさんから「日本人は何億人いるの？」と聞かれたので、まじめに「1億3000万人くらいですね」と答えたんです。すると「その中に君みたいに可愛い子はいっぱいいるの？僕があと20〜30歳若かったら君を探しにいくよ！」と言われました(笑)。レストランの店員さんなどもみなさんノリが良くジョーク好き。でもそうかと思えばガイドさんは本当に熱く洞窟について語られて…、そのふり幅にビックリすることも。「あれっ？」とちょっと面白くなるオーストリアとたくさん出会えたと思います！