2017年4月29日 夜9時〜
インドのお弁当事情の様子は、ぐっと温度が上がるというか…、熱い感じになると思います(笑)!お弁当配達人というインドならではの職業を追跡レポートしたのですが、各家庭を回ってお弁当を集めるところから始まる集配の様子は、激し過ぎて、混沌として、しかもものすごい正確さで驚くことばかり!そして作った人、受け取った人、届けた人みんなを笑顔にするんです。私まですごく達成感を味わえた取材でした!
衝撃を受けたインドのお弁当事情とは?
取材をした熊野古道近くの民宿にはカナダから来られた方もいて、私たちと同じように女将さん特製のお弁当を持って、意気揚々と出かけていきました。お弁当があると「これを開けずしては帰れない」という旅の力が湧き上がってきますよね。またちょっと景色の良いところで食べたいとか(笑)。やっぱり持たせてもらったというのもいいんでしょうね。
インドでは毎朝お弁当を作っている若奥様のお宅へお邪魔しましたが、その時は正直「朝からカレーを2種類も作るなんてすごいな」と思いました。でも取材していると、その大変さもお弁当の味のうちに思えてきて…。お弁当作りに忙しい朝、旦那様がキッチンに来て何か手伝おうとトマトを手にした時、「いいから」と奥さまに軽くいなされていましたが(笑)、そういうのも、実は全部お弁当に詰まっているのかも?お弁当の美味しさとプラスアルファの喜びがあるなと感じました。
フランスのお弁当教室に参加していた女の子がとてもシャイだったのですが、日本のお弁当によく入れるリンゴのウサギを作ってあげると、めちゃめちゃ喜んで、そのリンゴだけはずっと離さずに持っていてくれたんです。ちょっとしたことだけれど、お弁当を作る、喜ばせるってこういうことなのかな?とすごく喜ぶ彼女を見て思いました。
お弁当は今回取材しただけでも、家庭のものから各国首脳が集まるサミットの席で出されるものまで幅広いですし、フタを開けるシーンも様々。でもそこには共通して、美味しいものを食べてもらいたいという気持ちや、フタを開けるワクワク感などがあって…。お弁当ひとつひとつに詰まった発見が、きっとたくさんあると思います!
フランスの方が開いた京都のお弁当箱店でスタッフのみなさんのお弁当を拝見