2017年3月18日 夜9時〜
ここでは担当ディレクターによる桜レポートの
こぼれ話や人形劇の舞台裏についてご紹介!
山梨県の実相寺では樹齢2000年と言われる大木、神代桜をご紹介しました。でも実はもう一本、このお寺には珍しいサクラがあります。その名も「宇宙ザクラ」。神代桜の種から生まれたサクラですが、名前の通り宇宙と関わりを持っているサクラです。
2008年、国際宇宙ステーションの日本実験棟“きぼう”を活用したプロジェクトの一環として、日本人に馴染み深い花の種子を宇宙旅行させることになりました。 そこでNASAのスペースシャトル・エンデバーに乗って、118粒の神代桜の種も宇宙へ!無重力空間の“きぼう”に約8ヶ月間滞在したこの種は、地球を4100周した翌年に、宇宙飛行士・若田光一さんの手によって地球に帰還しました。サクラの種は全て蒔かれましたが、発芽したのはわずか2粒だけ。その内の一本が、実相寺の宇宙ザクラです。
この宇宙ザクラには不思議な特徴があります。通常サクラの花びらは5枚のはずですが、なんと6枚の花びらを時々見ることが出来るのです(因果関係は不明)。神話から宇宙開発まで、人類の幅広い歴史と共にサクラが見られるのは、ここ実相寺だけかもしれません。
ミステリーハンターの比嘉さんも、取材中に6枚のサクラの花びらを発見!