2017年1月21日 夜9時〜
ここではミステリーハンター・鉢嶺杏奈さんによる
マダガスカル・ロケのこぼれ話をご紹介!
マヌ先生は医療の行き届かない地域を訪ねては、そこで紙の顕微鏡を活用してもらう活動をされています。高額な顕微鏡を持っていない村でも、紙の顕微鏡があれば、マラリアなどの病気に対処していくことが出来るんです。今回の取材の間も、近くの村の診療所へ行かれると聞いて、同行させて頂きました。
目的の村までは3km程だから、徒歩40分くらいで到着すると聞いて出発しました。でも、いくら歩いても一向に着かないんです! 途中には小さな山が幾つもあって、登っては下る、登っては下るというのが繰り返されるばかり…。撮影しようと構えていたカメラマンさんをはじめ、私たち取材スタッフはみんな「???」という状態に…。
それでも歩き続けていると、「見えたよっ、あそこだよ!」とマヌ先生がすごい笑顔で振り返って言ったんです。見ると、そこは2つ先の山の外れにある小さな村。その時はさすがにみんな愕然としてしまって…(笑)。しかもそれだけの時間と労力をかけて行った村で、先生は村の人に会って、確認すべきことを済ませると「じゃあ帰るよ!日が暮れちゃうよっ」と再び元来た道へ!村での滞在時間はわずか15分!
そんなビックリも度々ありましたが(笑)、でもひとつのことに夢中になって、何かを発見する心だったり、好奇心を広げる目だったり、伝わってくる芯の強さだったり…、先生はこれまで会ったことない魅力的な方でした。真似は出来なくても、先生のようになりたいと思う気持ちになれるんです。
先生が発明したわずか1ドルの紙の顕微鏡
その活用法や可能性は想像以上
先生に同行して訪れた村の子供たちと
スペシャルの放送後、視聴者の方から折り紙顕微鏡に関して、太陽の方に向けて見ることが危険ではないか、というご指摘がありました。
番組では「特殊なレンズ」としか表現していませんでしたが、開発者のマヌ先生は、子供たちに渡す顕微鏡なので、その危険も察して、太陽に向けても危険がないものにしたそうです。そのようなレンズであったことをしっかり明記すべきだったと思っています。(プロデューサー)