2017年1月21日 夜9時〜
バイオロギングの調査を密着取材した福間文香さんに、取材中のエピソードを教えて頂きました。
ノルウェー滞在中は、毎日海に出てクジラを探していましたが、実は最初に予定していた日程では、クジラの集結を見ることができませんでした。海の温度の影響で、ニシンの群れが来るタイミングが遅れたためだと言われました。ですがいったん日本に戻ってから、再度ロケに行くチャンスを頂いたのです。ですからクジラと遭遇できたときには、感激もひとしおでした。これまで見たどの動物よりも大きく、まさしく海の王者だと思いました。クジラに会えただけでも大感激でしたが、その時船の上で、海の中の様子を想像していると、これまでにない感動が沸き上がってきました。ニシンの大群、それを目当てに集まったクジラやその他の生きものたち、海の中に飛び込んでニシンを捕る鳥、さらにニシンを食べる生きものたちを狙って来た動物たち…。今私のすぐ下では、生きものたちの壮絶なバトルが繰り広げられていると思うと体がゾクゾクしてきましたし、こんなにも命に溢れた場面に自分が居合わせることができて幸せだと思いました。
「感動的なことが次々と起こってこの時は、正直訳がわからない状態!レポートどころじゃなかったです(笑)」(福間さん)
今回のロケでは、ホテルではなくコンドミニアムを利用したことも楽しい体験でした。食事も、材料を買ってきてみんなで作りました。スーパーへ行くと水揚げされたばかりの魚がたくさんあるので、メインはお魚が多かったですね。本当に美味しかったです!タラ、マス、そしてやはりサーモンが最高でした。日本で食べるノルウェー・サーモンは、お刺身やスモークされたものが多いですが、シンプルに塩コショウで焼いて食べたサーモンが一番美味しかったです。ちょっとお醤油をたらせば完璧です!こんな美味しい鮭、食べたことない!と思うほど絶品でした。
「スーパーでは、日本ではお歳暮などで贈るような巨大な3枚下ろしの鮭の切り身が売られています。それをカットして焼きました」(福間さん)
「なかなかクジラに遭遇できず歯がゆい思いもしましたが素晴らしいオーロラの出現など思いがけない幸運もありました」(福間さん)