2017年1月21日 夜9時〜
ミステリーハンター・鉢嶺杏奈さんはインド洋に浮かぶ島国・マダガスカルへ。紙の顕微鏡を手にした子供たちに起きる、驚きの化学変化と出会う旅に!
折り紙をヒントに紙の顕微鏡を作られた、生物物理学者のマヌ・プラカシュさんです。顕微鏡は科学的な思考を生む基礎となって、私たちを取り囲む世界を理解する手助けになる物。だからマヌ先生は、世界中の子供たちがその機会を得られるようにと、製作費がわずか1ドルという紙の顕微鏡を発明されたんです。
こちらがマヌ先生
魅力いっぱいのキャラクターにも注目
ただマヌ先生は何と言うか、好奇心や興味のおもむくままに行動されるので、初めは予測がつかなくて驚かされたことも!最初にお会いするはずだった場所で、「あれ?マヌ先生はどこ!?」とあたふたしていると、彼のスタッフの方が「あ、あれがマヌだよ!」と指さす先にご本人を発見!あらためてご挨拶をする間もなく「じゃあ学校へ行くよっ!」と先生から言われたのが取材の始まりでした!
紙の顕微鏡を子供たちに使ってもらうため学校へ!
「マヌ先生ご自身の好奇心やワクワク感が、子供たちはもちろん私たちにも伝わって、みんながその世界にどんどん引き込まれちゃうんです!」
(鉢嶺さん)
マヌ先生のように、折り紙顕微鏡でミクロの世界を見る体験授業を、私がすることになったんです。といっても私は先生のような専門的な知識もないですし、もうどうしようかと。でも結果的には「ミクロの世界を知る驚きを子供たちに教えてあげなくちゃ!」と思っていた私の方が、遥かにたくさん学んで帰って来ることに…!
体験授業を行ったのは、世界で唯一バオバブの並木道のある美しい村
その体験授業をする中で、偶然にある男の子と出会いました。彼が顕微鏡で見たのは虫の脚!「む、虫の脚!?」と私のように苦手に思う方もいるかもしれませんが(笑)、でもミクロの世界を知って、自由に、自分の好きなように学んでいく彼の姿は、本当にすごくいいんです!「やらなきゃ」ではなく「やりたい」という教育を作り出すマヌ先生はもちろん素晴らしいですが、それをちゃんと見つけられる子供たちにも目を見張るものがあると思います!またこの少年が素直に語るその言葉の端々が心を打つんです。普段、自分が忘れていたり気づかなかったりする部分を、この少年が開いてくれるような…。世界を知る、好奇心が広がっていくすごさを目の当たりにしました!
「マヌ先生との出会いは、子供たちはもちろん大人にとっても
すごく刺激的で、自分も何か動き出したくなると思います!」