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第1418回
ニューヨーク5番街の奇跡
日本を愛したティファニーの物語

2016年12月10日 夜9時〜

日本の伝統美をいち早く評価した
元祖クールジャパン!ティファニーの
創業者父子の人生とは?

ティファニーの創業者、チャールズの人生は痛快でした。天才的な経営者であり、勇気あるチャレンジャーだったと思います。アメリカでいち早く日本の美術や伝統工芸に目を付けたというだけでなく、それによってティファニーという会社を躍進させたことが凄いと思いました。大きなチャレンジをして見事成功した彼の人生は、まさにアメリカンドリームそのものだったと思います。そしてチャールズが一目惚れしたという当時の工芸品を京都で取材して、私も改めて日本の工芸品の美しさと技術の素晴らしさを再認識することができました。

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創業当時の日本との深い関わりを教えてくださった
ティファニーの歴史に詳しいジョン・ローリングさん
創始者チャールズ・ティファニーの肖像の前で

ビジネスよりも芸術に没頭したチャールズの息子ルイスは、多くの作品を残しています。全米のさまざまな所に彼が手掛けたステンドグラスの教会がありますし、美術館にはルイスの作品が展示されています。

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100年以上グランドセントラル駅で時を刻み続けた
ステンドグラス大時計もルイスの作品

メトロポリタン美術館で、彼の作品を見ているとき、あっ!と気づいたのですが、昨年自宅で使っていたカレンダーが、彼の作品だったのです。ステンドグラスの美しさに惹かれて、日本の美術館で買ったものでした。実際に見たルイスの作品は、カレンダーの写真よりもずっと美しかったです。ガラスでここまでリアルで繊細な表現ができるのかという驚きと感動がありました。彼の晩年は悲劇的なのですが…父親とは異なる才能で素晴らしいものを遺した人だったと思います。

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時代の寵児となったルイスだが
失意の中で最期を迎えることに…
「彼の晩年は、とても切なかったです」(野々さん)

私自身取材を通して初めて知ることが多かったのですが、ティファニーは宝飾以外のデザインも手掛けています。そこも今回の番組で注目して頂きたいポイントですね。さまざまなシンボルを生み出し、広く影響を与えてきました。高級ブランド、ジュエリーという側面だけでないティファニーの魅力をお伝えできるのではないかと思います。

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