2016年12月10日 夜9時〜
ティファニーの創始者チャールズ・ティファニーが一目見てたちまち魅了されたという日本の伝統工芸品。番組でもご紹介した幕末から明治時代にかけて作られた工芸品を集めた美術館の魅力を野々すみ花さんに教えて頂きました。
器の中に2000以上の蝶が
描かれている薩摩焼
京都の名所が描かれた象嵌(ぞうがん)の
小箪笥は何と14センチ!
清水三年坂美術館は、アイスクリームやみたらし団子のお店などが軒を連ねる三年坂にありました。展示している作品はどれも素晴らしく、全国の美術館からの貸し出し依頼も多いそうです。取材をさせて頂いた、現代の名工である金工職人の小林正雄さんも、あそこの美術館の工芸品は凄いとおっしゃっていました。この美術館に展示されている作品には、ルーペが付いています。ごく小さな道具に施された精緻な技巧は、見れば見るほど惹きこまれてしまいます。またデザインの斬新さも印象的でした。美しさへの感動だけでなく、日本の伝統工芸品の技術やデザインへの驚きも味わえる美術館だと思います。京都出身なのに今まで訪れなかったことが悔やまれました!
今にも動き出しそうな鶏
美しさはもちろんリアルさも魅力
■清水三年坂美術館
住所:京都市東山区清水寺門前産寧坂北入清水三丁目337-1
開館:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月・火曜日(祝日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
その他、展示替期間や臨時に休館する場合がありますので詳細はHPなどでご確認ください。
※この情報は2016年12月のものです
今回番組作りにあたって以下の本を参考にしました。もっと詳しく知りたい方は是非読んでみてください。
久我なつみ著 「日本を愛したティファニー」 河出書房新社