2016年2月27日 夜9時〜
ミステリーハンター初挑戦の副島淳さんがレポートをしてくれたのは、外国人観光客が憧れる野趣あふれる露天風呂、そして小さな村に外国人が溢れるという祭り。「すべてが貴重な体験でした」という副島さんにお話を伺いました。
僕は温泉好きですが、今まで行った所は設備が整った温泉ホテルばかりですし、ウィンタースポーツはしないので雪山を歩いたこともなく、今回目指した雲上の湯での体験はすべてが初めてでした。用意して頂いたスノーシューを付け、ひたすら必死に前へ前へ。最初は雪山の美しさを楽しむ余裕もありませんでした。撮影をしながら、雲上の湯のある山荘に辿り着くまでだいたい7時間半くらいかかりました。
「雪の山道を上って行く途中に
ワクワクする出会いもありました」(副島さん)
この温泉は本沢温泉と言って、車で行ける所までは温泉宿があるのですが、雲上の湯は徒歩でしか行けません。休憩ができる途中の山小屋などに貼ってある写真を見ると、紅葉の時期などはもの凄い人でおじいちゃん、おばあちゃんの姿もあって比較的上りやすい山道ではあるんです。でも雪の時期に行く人は少ないそうです。雪の山道を歩くのは確かに大変ですが、自分たちのザクッザクッという足音しか聞こえない静寂な世界、いいですよ。そして標高2150メートル、日本一高い所にある露天風呂の湯と眺めは最高でした。雪道を歩くだけの価値があると思います。気温がマイナス20度ですけどね(笑)。
「雲上の湯は、確かに自然が好きな
外国の方たちが憧れる温泉だと感じました
特に冬はワイルドさが増しますね」(副島さん)
野沢温泉で取材をしました、日本三大火祭りと言われている道祖神祭りはとにかく驚きの連続でした。まずこんなに凄い祭りがあるのかという驚き、そして訪れる外国人観光客の多さへの驚き。日本で生まれ育った自分が知らなかった祭りに、何でこんなに外国の人たちが来ているのかと思いました。どれくらい外国人が多いかというと、昼ご飯を食べに温泉街の蕎麦屋に入ったら僕ら以外は全員外国人(笑)。みなさん上手に箸を使って、美味しそうに蕎麦を食べてましたよ。
野沢温泉では100度近い源泉を利用した
天然記念物の麻釜(おがま)もレポート
取材をしてみるとオーストラリアの方が多く、インターネットの口コミ でどんどん広まっていったようです。なかには毎年のように来ているという熱烈なファンやリピーターもいました。正直僕は、祭りの激しさに圧倒されカルチャーショック状態(笑)。でもこの祭りを見るためにはるばる海を越えて来た方たちは、終始熱狂していました。まさに非日常としての祭りを目の当たりにしたという感じです。
この日のために作られた社殿が
燃え盛り道祖神祭りはクライマックスを迎える