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第1326回
昆虫王国コスタリカ
虫をめぐる大冒険

2014年8月9日 夜9時〜

昆虫の魅力を知り尽くした達人たち

今回の番組では、虫に魅了されたさまざまな世界の第一人者の方たちにもご登場頂きました。探検昆虫学者の西田賢司さんには、ジャングルの虫たち以上に驚かせられました(笑)。まさに虫に人生を捧げているような方で、ご自宅に伺った時は衝撃的でした。部屋中に洗濯物のように袋がぶら下がっていて、何かと伺うと、すべて採集した虫!虫が逃げたり、他の虫に喰われないようにするためだそうです。

(イメージ)

部屋にぶら下げられた袋の中には
新種の虫もたくさんあるとか!

西田さんには、いろいろなことを教えて頂きました。最初私たちは、ジャングルの中で虫に刺されることを恐れて、虫よけスプレーをしっかりかけて森に入ろうとしたんですが、「虫よけの匂いが強すぎます。これじゃ虫が寄ってきません」と叱られてしまいました。都会暮らしで鈍感になっていた部分を突かれた気がしました。でも西田さんとジャングルで虫を探していたら、日毎に私も虫を見つけるのがうまくなっていったんです。数ミリの小さな虫でも、あっここにいた!と発見できるんですよ。そうなると虫探しが面白くなってきますし、ごく自然に虫に対して親近感が湧いてきますね。

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探検昆虫学者の西田賢司さんが研究の
拠点にしているモンテベルデ生物保護区は
コスタリカ独特の熱帯雲霧林

日本を代表する虫屋(昆虫愛好家)の養老孟司先生にもお会いしたのですが、先生にお会いしたのがコスタリカへ行く前だったのが非常に残念でした。先生は、こよなく愛するゾウムシについて目を輝かせて語ってくださったのですが、その時は本当に虫がお好きなんだなぁくらいにしか思えなかったんです。コスタリカから帰った後ならもっと意気投合できたかもしれないと思うと惜しいですね(笑)。私自身子どもの頃、当時としてはごく普通に虫と接してきましたが、虫が好き?と聞かれて勢いよくハイ!と手を挙げることはできません。でも今回の取材で昆虫の世界の魅力や奥深さを実感することができまし、好奇心も刺激されました。そしてジャングルの中で五感をフルに活用して虫を探した体験が忘れられません。都会暮らしで鈍感になっていた感覚が、虫を探すうちにどんどん活発になっていくのがとても楽しく気持ちよかったんです。

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「養老先生が収集している世界中の
ゾウムシの標本を見せて頂きました」(瀬戸さん)

虫の苦手な方は、見るのも嫌とすべてをシャットアウトしたくなると思います。でもカッコイイ虫、きれいな虫がたくさん出てきますのでそういう方にも是非ご覧になって頂きたいですね。そして虫好きにならずとも、少し世界を広げて頂ければと思います。私は今回の取材体験で新しい扉を開いたような気がします。コスタリカから帰ってきて、今まで苦手だったクモを部屋で見つけても嫌悪感なく余裕で眺めている自分にハッとしました。瀬戸サトリーヌになれたかな(笑)。

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「ジャングルの中では毛虫やイモムシ
がたくさんいました。正直、初めは
おっかなびっくりでしたが慣れました(笑)」(瀬戸さん)

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