2014年8月9日 夜9時〜
国土の4分の1が自然保護区や国立公園というコスタリカ。その魅力と撮影秘話を担当ディレクターが教えてくれました。ミステリーハンターの瀬戸カトリーヌさんのコメントとともにご紹介します。
子どもたちに大人気のヘラクレスオオカブト
「私もそのカッコよさに一目惚れ(笑)
まるで人工的にデザインされたみたいと思いました」(瀬戸さん)
コスタリカには自然環境が5種類あります。熱帯雨林や、いわゆるレインフォレスト、そして今回の番組で取材した熱帯雲霧林、乾燥地帯などで過酷なイメージもあります。スタッフの多くもコスタリカはジャングルで蒸し暑く、不便も多い秘境だと思っており、事前に脅されていたのですが(笑)、行ってみたら実は大自然の中でもほとんど不便はありませんでした。コスタリカは平均気温が20度前後で半袖に上着をはおるくらいの一番過ごしやすい温度。そこに場所によって雨が多いか、湿度が高いか、乾燥しているかの条件が加わりますが、もともと非常に過ごしやすい気候なのです。さらにアメリカに近いので観光のための設備はしっかりとしており、治安も安全、ホテルもきれい。食事もよかったですね。料理はスペイン風の味付けで、そしてコスタリカ産の野菜や果物もすごく美味しいんです。また今回取材した地方では、コーディネーターさんもおススメのミネラルウオーターも美味しかったです。今回は予想以上にいろんな虫の撮影ができたため、そういう新しいイメージのコスタリカまではご紹介しきれなかったのがちょっと心残りです。
擬態の名人ナナフシの仲間
「虫はもちろん、カエルの擬態も見ることができました
生き物のさまざまな能力に
感激したロケでしたね」(瀬戸さん)
ところで、虫好きの方でもジャングルの中を何時間も歩きまわる自信はないと思われる方もいると思いますが、コスタリカの虫探しは実はそんなにハードじゃないんです。番組でもご紹介しましたが、西田賢司さんのご自宅から歩いて1分で新種がいたりするのが虫の世界(笑)。哺乳類や鳥類の希少種を探すような大変さはありません。ジャングルの中を20〜30分も歩けば、まさに数えきれないほどの虫たちと出会うことができます。またコスタリカには自然観察ツアーがたくさんありますし、観光用の観察スポットは整備されているのでご安心ください!
エレファスゾウカブトムシを持つ瀬戸さん
「初めは、頭と銅の境目を持ってしまい
脚の突起が手に刺さり痛い目に遭いましたが
数日後にはうまく持つコツがわかりました
この写真は余裕で持ってますね(笑)」(瀬戸さん)