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第1254回
太古の海は生きていた!
カザフスタン 白きロストワールドの秘密

2012年11月24日 夜9時〜

遠浅で生き物に溢れていた太古の海・テチス海
2億年前の地球の歴史を秘めた奇跡の絶景

出来たての新しい街から始まったカザフスタンの取材ですが、街から離れ草原地帯に入ると人がまだいない時代の遥か昔の地球の姿を教えてくれる場所が残っているんです。でもそこへ行くまでは、GPSを頼りに道なき道を車で揺られて揺られて内蔵がシャッフルされそうな大変な移動でした(笑)。でも草原の奥地にはこれまで見たことのないような絶景がたくさんあるんです!

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カスピ海も長い時間をかけて大きさが変化してきた
塩湖に姿を変えた場所もある
塩の結晶はそれほど厚くなく約数センチ

塩湖を取材したときはとてもラッキーでした。撮影の少し前まで雨が降り風も強かったのですが、雨も上がって青空になり風もピタリと止みました。おかげで鏡のように美しい塩湖を見ることができました。幻想的で感激の絶景だったのですが、裸足で歩いたのは失敗だったかもしれません(笑)。塩湖の真ん中の方は塩の結晶が岩のように硬くゴツゴツとしていてすごく痛いんです。戻る時に痛がる私に見かねて、案内をしてくれたアンドレイ先生が「はっはっはっ!意識し過ぎるから痛いんだよ」と笑いながら私をお姫様抱っこして運んでくれました(笑)。ちょっと恥ずかしかったんですが、本当に助かりました。

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地球の歴史を刻んだ絶景を案内してくれた
頼もしい考古学者・アンドレイさん

カザフスタンの絶景で印象的だったのは、「白」です。塩湖だけではなく、乾ききった大地で見る白い断崖はとてもインパクトがありましたし、本当に美しかったです。巨大な白い断崖もかつてここが海だったことを教えてくれるのですが、どうしてこのような白い層が出来たか聞いたときに、さらに驚きと感動が深まりました。詳しくは番組をご覧になって頂きたいと思いますが、人の時間のスケールを越えたとても興味深いお話でした。白いのは、白亜という層で天然のチョークなんです。とてももろく触るとサラサラと崩れます。ですから風雨によって削られ、ますます不思議で美しい形になっていました。遠くから見るとギリシアの神殿のようでした。そして夜にはまた違った印象の素晴しい姿を見せてくれるのです!おススメの見所です!!

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「白亜の層は場所によって印象が違って見えました」(白石さん)

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前方に見えるたくさんの丸い岩のようなもの
これらは一体何でどのようにして出来た?

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