2012年5月5日 夜9時〜
ミャンマーの男性の多くは生涯に何度か出家するそうです。日本で言う出家とは少しニュアンスが違うのですが、お寺に滞在して僧侶の方たちと修行を行うのです。だいたい1週間から2週間くらいと期間もそれほど長くはないので、「2年に一回は出家しないと」という方もいるそうです。日本で働いているミャンマーの方でも、休暇を利用して帰国して出家するというお話も聞きました。
仏塔や寺院が点在する広大なバガン遺跡
出家は主に青年期に行うそうですが、少年時代に行う最初の出家には盛大な儀式があります。今回はインレー湖に住む少年の儀式を取材しました。出家する少年は緊張気味でしたが、ご両親がとても喜んでいらっしゃるのが印象的でした。
少年時代の出家の儀式は結婚式より盛大とか
豪華な衣装はブッダの王子時代を模したもの
両親にとっても晴れがましい日となる
以前「世界ふしぎ発見!」の取材で、シャカの人たちとお話をする機会があって、その時にみなさんが「仏像の表情にはその国の人たちの気質が出る」と言っていたことがありました。今回ミャンマーを取材していた時にふとその言葉が思い出されたのです。というのもミャンマーでは、思わず笑みがこぼれるような愛嬌のあるお顔をした仏様が多いんです。つい最近まで外国人が入れなかったカックー遺跡へ行ったとき、ズラリと並ぶ仏塔の迫力に少し圧倒されていたのですが、仏塔の祠の中の仏像を見た瞬間「カワイイ!」という言葉が出てしまいました(笑)。丸みのある3頭身の仏様は、癒し系のゆるキャラのようでした(笑)。
古くから仏教を篤く信仰してきたミャンマーには
数えきれないほどの仏塔や仏像がある
それらはすべて人々の寄進によるもの