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第1228回
黄金と水と微笑みの国 新・ミャンマー紀行

2012年5月5日 夜9時〜

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諸岡 なほ子(もろおか なほこ)

1975年4月19日生まれ。福岡県大牟田市出身。中央大学・総合政策学部卒業。
趣味は読書、散歩。作詞家MONAとしても活動中。著書に旅のエッセイ&写真をまとめた『地球のどこかの秘境から!?』(実業之日本社)。
オフィシャルブログは、「旅の途中のスウィートホーム」。
ミステリーハンターは今回で49回目(スペシャルの回は含まず)。

中国とインドの間に位置する細長い国ミャンマー。国の名前はよく聞くけれどどんな国なのかはよく知らないという人が多いのではないでしょうか。昨年、民政に移行して以来は、海外からの観光客を積極的に受け入れるようになり世界から注目が高まっています。そんなミャンマーを訪れたミステリーハンターの諸岡なほ子さんにお話を伺いました。

豊富な水と肥沃な大地から生まれた豊かな食文化

ミャンマーに来て感激したのは、食事がとてもおいしいことです。ダイエットして取材に臨んだのに、現地に着いて3日くらいで元に戻ってしまいました(笑)。主食はお米で、野菜や果物、麺類も種類がたくさんありました。ですからちょっと疲れた時にはさっぱりとした麺、ガッツリいきたいときにはご飯にピリ辛の炒めものといった感じで、その時の体調や気分に合わせて食べたいものが食べられて嬉しかったです。味付けも中華風とカレー風味が多いので日本人好みだと思います。面白いと思ったのは、麺をレンゲのようなスプーンで食べることです。麺自体は長く、それをスプーンで切ってからすくって食べるのです。ツルツル食べたい方はマイ箸を持参した方がいいかもしれませんね(笑)。

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巻きスカートのような衣装は
高温多湿の気候に合った民族衣装ロンジー
「キモノ」と呼ばれる和風柄が女性に人気とか

湖の上で畑を作り暮らす人たち

ミャンマー最大のインレー湖にはインダーの人々が暮らしています。湖上に住んで、魚を獲ったり野菜を作って生活していました。その野菜作りは、家庭菜園ではなく市場に出荷する作物です。インレー湖の野菜はおいしいと評判なんです。でもどうやって湖の上で畑を?と思いますが、簡単に言うと浮草の上に湖の底の泥をかけたものを土壌にしているのです。

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浮草を一ヶ所に密集させて育て畑の土台を作る
「だいたい10メートルくらいあれば人が数人
乗っても沈まないそうです」。(諸岡さん)

この畑、浮いているので移動もできる訳ですが、その方法も独特でした。長い竿を湖の底に突き刺すように固定して、人が前に歩くと畑が後ろに動いていくという。これを数人で一斉にやるのですが、傍から見ているとみなさんマイケル・ジャクソンのムーンウォークをしているようでした(笑)。

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喧騒とは無縁の静かな湖上の夕暮れ

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