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第1207回
フランス 幸せの甘い芸術
アルザス 知られざるスイーツ・ロードを行く

2011年11月12日 夜9時〜

アルザスには日本でも人気の女性パティシエが?

コンフィチュール=ジャムで一躍有名になって、世界中のパティシエから一目置かれるクリスティーヌ・フェルベールさんです。番組では工房の様子や、人々を魅了するフェルベールさんのコンフィチュール作り、またご家族との様子などもご紹介します。
フェルベールさんの工房では、日本のお餅に合うジャムは何かをお聞きしたりしましたが、急遽フェルベールさんから、「今日は姪っ子たちも遊びに来ているから、コンペティション(競争)をしましょう」と提案が!「ここにクッキーとジャムと生クリームとお餅があるから、それを使って好きなようにお皿の上に表現してみて」と、何だかワクワクする展開になりました!参加したのはフェルベールさんのお身内の女の子と男の子、そして私の3人。私は初め顔を作ろうと思ったんですが、女の子が顔を作り出したので、じゃあ家にしようとすると、男の子も家を作り始めたので、結局私はフランス国旗を製作。審査の結果は…、みんな優勝!私は絵を描くのが好きで、そこはお父さんの血かもしれませんが、とにかく作ることが楽しくて子供たちと対等、ではなく子供に戻ってました(笑)。フェルベールさんはとても女性らしいというか、男性パティシエとは違う温かさがあって、彼女の作り出すコンフィチュールの味はもちろん、工房そのものも魅力があって不思議で温かい時間が流れていくように思いました…。

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工房で修行する日本の若者?

工房には、広瀬さんという修行中の日本人男性がいたんですよ。彼はコンフィチュールを日本でも広めたいと思って、フェルベールさんに電話をしたそうです。それならきちんと修行してもらわないと困ると言われて、彼は自分の写真付きのお手紙をフェルベールさんに送ったところ…、フェルベールさんはその写真にいい印象を持てずに、一度お断りしたそうです。でも彼はどうしても修行がしたくて、直接フェルベールさんを訪ねて、ようやく弟子入り出来たそうですよ。フェルベールさん曰く「送られてきた写真を見たら、彼は変な格好をしていたから、こんな人に弟子になって欲しくないと思って」だとか(笑)。「でも実物を見たら素敵な男の子で真面目だし、実際に来てくれたから私は彼を弟子に出来たのよ」と教えてくれました。ドラマですね。ちょっと面白かったです。今はメールでも何でもあるけれど、やっぱり出向いて行くところから修行なのかもしれないなと思いました。

ビックリ!世界の瀬戸カトリーヌに!?

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今回のロケでは、本当に想定外のビックリ出来事がありました。それは到着して一番初めの撮影でのこと…。クエスチョンの正解シーンだったので、スタッフの方も私も、その撮影はさっと終わるだろうと思っていました。ところがいざ撮影場所に着くと、そこには見慣れない格好の方やテレビ局の人など、とにかくたくさんの人の姿が!?そしていきなりフラッシュの嵐!なんと総勢50人くらいの方たちが、私たちの到着を待っていたんです。それから目的の正解シーンを撮影するまでに、地元の市庁舎の見学や副市長のスピーチ、会食など目くるめく大歓迎が続きました!さらに翌日…、その様子がなんと新聞2誌で一面トップ記事に!これは人生初の出来事です。その新聞のコピーを両親にも送りました(笑)。圧倒されまくりの正解シーンも、ぜひ楽しみにご覧下さい!

スイーツを通して出会ったのは…、熱い人ばかりだった!?

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今回はお菓子職人の作るスイーツのほかに、アルザスの家庭で作られてきた伝統菓子「マンディアン」も、主婦のクリスチャンヌさんに教えていただきました。初めに材料を見せていただくと、卵や砂糖などシンプルで、ある程度想像のつく味に思えたんですが…、食べてビックリ!あるようでない初めての美味しさでした。だから私やスタッフみんなの感想も様々で、私はまず「プディングみたいですね」とコメントしたんですが、お母さんはきっぱり「ノー!」。「見た目はチーズケーキにも似てますね」と言うと、お母さんはそれも「ノー」。カメラマンさんが「羊羹」、ほかのスタッフが「くるみゆべし」と言っても(笑)、お母さんは迷わず全てに「ノー!」でした。「これはこの土地のものよ!」と、とにかく熱く語って下さいました。確かにお母さんがそう言わずにはいられないくらい美味しいんです。でもだからこそ、どうコメントして番組をご覧のみなさんにご紹介すべきか、かなり困りました…(笑)。このレシピは番組放送後にホームページでご紹介しますので、みなさんぜひ作って召し上がってみて下さい!

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