インタビュー

三浦翔平さん:最上大地 役

三浦翔平さん:最上大地 役

❤ 演じていらっしゃる最上大地さんという人はどういう人ですか?

とにかくすごい好青年です!ぼくと共通点が多いですね(笑)。ポジティブな考え方をする人ですが、そこは長所でもあり短所でもあります。時には一歩立ち止まって考えたほうがいいんじゃないか、と思う部分もあるのですがその素直さが最上のいいところでもありますね。

❤ 演じる際に気をつけていることなどはありますか?

ミチコと黒沢さんの二人のかけあいはとてもテンポが速いので、ミチコと最上のシーンではそんなに速くならないよう、全体の中で緩急がつくように意識しています。ドSな黒沢とミチコのちょっとケンカ腰のかけあいがどんどん続く中で、最上とミチコのシーンはキラキラしたシーンですので、そこをどう見せようかと深田さんとも話し合いながら演じています。

❤ ミチコのようなダメな女性をどう思いますか?

男からのお願いごとを聞いてしまうというのも程度の問題がありますが、男からすれば悪いことではないですよね。貢ぎグセがあると言っても、それは好きだからということですし。ただ、相手の言うことを鵜呑みにしすぎてしまうのはいけないですね。

❤ ミチコとのデートシーンがどきどきでしたが…

最上はデートに関してちゃんとプロデュースしていると思いますね。突発的に動く人ではありますが、基本的にはきちんと計画性を持たせるタイプだと思います。
デートシーンでミチコはいろいろ考えてモノローグがたくさん入っていますが、実はそのとき、ぼくはなるべく動かないようにしています。最上のひと言で固まって慌てるミチコを見つめている、という最上の表情は技術面で言うと編集点にもなるからです。そういう目線で見ていただいても面白いと思いますよ。

❤ 最上くんは「チャンスはものに」というスタンスですが、三浦さんはいかがですか?

「今、目の前にあるチャンスは掴みとって」というようなことがセリフで出てくるのですが、最上を象徴しているセリフだと思います。ぼくは…どうでしょう、あったらあったで頑張るし、なければないで、という感じですね(笑)。ただ、明日何が起こるかわかりませんし、1分1秒を大切に楽しんでいきたいな、とは思っています。

❤ 最上さんと黒沢さんという二人の男性を、三浦さんはどうご覧になりますか?

まったく違いますよね。静と動といいますか、正反対のキャラクターです。でも結局、黒沢のほうがみんないいんだと思いますよ。なぜかと言うと、人は前提としてマイナスから入ったほうがプラスへの伸びしろがあるんです。プラスから入ったら、もうそこからの伸びしろがないじゃないですか。そうすると「黒沢は元々ヒドイ人だった」という先入観から入って、ちょっと優しくされるとキュンとときめいてしまうんです。でも最上は最初からその優しい行動をずっとやっているので、当たり前に見えてしまうんです。ギャップのある黒沢と素直にやっている最上、スタート地点でもう違っているので、ハードルが高いですね。

❤ ライバルとなる?黒沢役のディーン・フジオカさんの印象はいかがですか?

ディーンさんとは初めてご一緒しますが、すごく良い方です!優しいですし博学で、いろんなことを教えていただいています。お芝居で絡むことがまだあまりないのですが、「ひまわり」での撮影時の部活の話を聞いていると本当に楽しそうで、羨ましいです。

❤ ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

ひとモメもふたモメもあって、その中でこの先どうなっていくのか、予想を裏切る形になるのか、はたまた皆さんの想像通りになるのかが見どころになると思います。
黒沢と最上との間に挟まれている時のミチコの違い、あわてぶりが楽しいと思いますので、どうぞ楽しんで見てください。