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活動報告
社会貢献

2018年10月24日

長峰由紀アナウンサーが全盲・青木陽子氏と「心のバリアフリー教育」実施

〜日中平和友好条約締結から40周年の節目に子ども達にメッセージ〜

長峰アナウンサーに進行を任せリラックスして話せました。と青木氏

TBSは10月15日(月)に港区立赤坂小学校に於いて長峰由紀アナウンサーと全盲の青木陽子氏(アジア視覚障害者教育協会会長)による「心のバリアフリー教育」を実施しました。青木氏は南山大学(教育学科)とニューヨーク州立大学バッファロー分校(教育史)を卒業後、中国の天津外国語学院語学研修課程を終了し、中国の視覚障害の学生の自立支援のため天津市視覚障害者日本語訓練学校を設立しました。(後に障害のあるなし問わず学べる学校に)その功績は日本でも中国でも高く評価され、2001年に中華人民共和国政府より「友誼賞」が授与されました。日本での受賞は「外務大臣賞」、毎日新聞「国際貢献賞」、埼玉県知事より「塙保己一大賞」などが挙げられます。現在は中国と日本を行き来し、両国の教育文化交流に力を注いでいます。

子ども達は青木さんにお手伝いの仕方を学びました
子ども達は熱心に話を聞いていました。

長峰アナウンサーは青木氏の視覚情報を補い、より鮮明にそのメッセージを子ども達に伝えるために司会進行を務めました。
授業は主に「国際理解」、「視覚障害者理解」、都が推進する助け合いのしるし「ヘルプマーク」の3つのコーナーで構成しましたが、国の違いや障害を越え、夢を叶え、さらには障害のあるなしを問わず学生の活躍を後押ししてきた青木氏の生き方に子ども達は心を動かされた様子でした。授業を終えた青木氏は「子ども達が、自分の夢を見つけ、追いかけ、実現して欲しいと思っています。また、人の夢を叶えるお手伝いも大切であることを感じとって貰えれば嬉しいです。長峰アナウンサーの進行に委ね、安心して話せました。メッセージがしっかりと子ども達に伝わったと確信しています。」と語りました。長峰アナウンンサーは「青木さんのお話は、選ぶ言葉や口調にもエネルギーが満ち溢れていました。ご自身にとって生きてゆく為に何が必要だったか、夢を叶える為にどれ程の努力をしてきたのか、とことん明るく具体的に語って下さいました。同時に青木さんは困っている人に声をかけ、助け合うことの大切さを教えて下さいました。子ども達の明日の行動が変わってゆくことを願わずにはいられません。」と感想を述べました。

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