バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #600 2017.12.23 O.A.

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2017年プロ野球総決算 引退…戦力外…そして…
2017年もファンを魅了し、愛されてきた多くの選手が、惜しまれながら現役生活に別れを告げた。
<千葉ロッテマリーンズ・井口資仁(43)>
彼のプロ野球人生は始まりから劇的だった。プロデビュー戦でなんと満塁ホームラン。デビュー戦での満塁ホームランは、長いプロ野球の歴史で史上初の快挙。井口のスター街道は華々しく幕を開けた。さらに通算2000安打がかかる打席でも、このシーズン無敗を誇っていた田中将大を相手にホームラン。ここぞという場面を見事な一発で決める途轍もない勝負強さ。それは、現役最後の引退試合でも発揮された。2点リードされた9回裏、ランナーを1塁に置いて井口に打席がまわってきた。一発出れば同点という場面でも見事ホームラン。通算295号。最後まで最高の輝きを放ち、現役生活に幕を下ろした。引退後、ロッテの監督に就任した井口。今季最下位に沈んだチームの再建を担う。
<北海道日本ハムファイターズ・飯山裕志(38)>
彼は20年に及ぶキャリアでレギュラーだったことは一度もない。しかし、多くのファンが彼のために駆けつけ、チーム全員が飯山の名を刻んだオリジナルTシャツを着て花を添えた。飯山の最大の武器は堅実な守備。わずかなミスが流れを左右する試合終盤、守備固めとして活躍。派手さこそないが、確実にピンチの芽を摘み、チームの勝利に貢献してきた。最高年俸は2800万円。プロ20年、12球団随一の守備職人として生き抜いてきた。そんな飯山のラストゲームは、これまで通り試合終盤の守備固め。詰め掛けたファンも彼の登場を待ち望んでいた。9回表2アウト。勝利まであとアウト1つになったその時。積み重ねてきた20年間の現役生活を、飯山は自らの守備で締めくくった。決して派手ではなかったが、チームから厚い信頼を得続けた男はファンの記憶に生き続ける。引退後は2軍の内野守備コーチに就任。指導者としてチームを支えていく。

温かく見守られながら現役を終えられる選手は一握りに過ぎない。2017年11月15日、野球人生の瀬戸際に立たされた男たちが、広島・マツダスタジアムに集まった。12球団合同トライアウト。今年の参加者は51人。クビになった男たちが、自らの力をアピールし、現役続行をかけた最後のサバイバルに挑んだ。
<各球団の戦力外通告人数>
■パ・リーグ
福岡ソフトバンクホークス…8人
埼玉西武ライオンズ…8人
東北楽天ゴールデンイーグルス…15人
オリックス・バファローズ…9人
北海道日本ハムファイターズ…4人
千葉ロッテマリーンズ…10人
■セ・リーグ
広島東洋カープ…6人
阪神タイガース…3人
横浜DeNAベイスターズ…11人
読売ジャイアンツ…16人
中日ドラゴンズ…9人
東京ヤクルトスワローズ…11人

今年戦力外通告を受けた選手は総勢110人。去就が決まった選手もいれば、決まっていない選手もいる。彼らの人生はこれからも長い。我々は、彼らの人生を応援し続ける。
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