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BACK NUMBER #326 2012.4.7 O.A.

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早鞆高校監督 大越基に密着
今年、1月27日。山口県・私立早鞆高校が、春の選抜出場を決めた。
甲子園は、高校野球をやる生徒達にとって、夢の舞台。喜びで、自然と涙が溢れ出す。
だが、この男の涙には、生徒たちとは違う、特別な意味があった。
早鞆高校野球部監督、大越基 40歳。大越が流した涙の訳とは・・・?

大越は、野球のエリート街道を歩んできた。
高校は、強豪・仙台育英のエースとして活躍、夏の甲子園では、チームを準優勝に導いた。
そして、1992年に、ドラフト1位で福岡ダイエーホークスに入団。プロ入り後は、卓越した身体能力を買われ、野手にコンバート。走攻守そろった、貴重なユーティリティープレーヤーとして、その地位を固めた。
そして2003年には、代走として日本シリーズにも出場。サヨナラのホームを踏むなど、チームの日本一にも貢献した。野球人生で、最も至福の瞬間を味わっていた。
だが、この3日後。信じられない出来事が、大越を襲った。戦力外通告。
なんと大越は、球団から戦力外通告を受けたのだ。わずか3日で、天国から地獄へと突き落とされた。

そんな大越が第二の人生に選んだのが、高校野球の指導者。大越は勉強に明け暮れた。
その後、教員免許を取得し、高校の保健体育の教師になった。
そして2009年、37歳のとき、早鞆高校野球部の監督に就任。
指導者として、新たな一歩を踏み出した。最も大事にしたことは、生徒に自主性をもたせること。大越は、なんと練習時間の3分の1を、自分たちで考えさせる個人練習にあてた。

そして、昨年9月。監督に就任して、3年目を迎えた大越が、大きな仕事をやってのけた。
秋の山口県大会で、快進撃を続けた早鞆高校は、決勝戦に進出。
早鞆が勝てば、45年ぶりの快挙。相手は、甲子園の出場経験もある古豪・岩国工業。
早鞆のマウンドには、2年生のエースピッチャーの間津。
間津は、中学時代、九州選抜で活躍した逸材。140キロを超えるストレートを武器に三振の山を築く。さらに、打線も、2ケタ得点を奪うなど、大越の期待に応える。
そして・・・見事、県大会優勝。そしてその1ヵ月後、大越率いる早鞆高校は、山口県代表として、中国大会でもベスト4入り。
春の選抜出場を、大きく手繰りよせた。
そして・・・甲子園出場が決まった瞬間、大越の脳裏をよぎったのは、あの屈辱の戦力外通告だった・・・そして、早鞆高校の甲子園に向けた戦いが始まった。

そして迎えた早鞆高校、春の選抜甲子園。
その激闘の戦いと試合の裏側に密着。
果たして大越の夢舞台だった甲子園での結末とは…?
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