バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #298 2011.8.13 O.A.

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追悼・伊良部秀輝。
野球を心から愛した男が生前、明かした素顔と本音とは。
野球界に、悲しみと衝撃が走った・・・。
豪腕投手として名をはせた伊良部秀輝が、42歳の若さでこの世を去った。
野球を心から愛し、そしてどこまでも野球にこだわった男。
そしてそれは、あまりに突然の訃報だった。
この訃報に、かつてのライバル清原和博が、初めてテレビで語った。
伊良部の良き理解者で、盟友だった吉井理人は、その事実を信じることが出来なかった。
近しい関係でなければ、語ることの出来ない伊良部の素顔。
かつて我々も、そんな伊良部の素顔に迫ったことがある・・・。
現役時代、伊良部は、メジャーの舞台でも躍動した。ヤンキースでは、3年間で29勝をあげ、世界一の証、チャンピオンリングを2つも獲得した。その後、メジャー2球団を渡り歩き、2003年・日本球界に復帰。星野監督の下、17年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。だが、優勝の翌年、伊良部は怪我に泣かされ、戦力外通告。35歳でユニフォームを脱いだ。伊良部は引退後、アメリカ・ロサンゼルスに移住した。
そこから2年半の月日が経ち、我々は伊良部と再会した。この時、伊良部は38歳。
アメリカでの生活にも慣れ、野球とは無縁の生活を送っていた。
だが取材中、伊良部が見せるふとした表情に、何とも言えない寂しさを、我々は感じていた。そして伊良部が、この時話すことは、野球のことばかりだった。
我々は、伊良部にキャッチボールのお願いをした。そして、そのままマウンドへ向かった。
2年半もの間、ボールを握っていなかった男が、少年のように夢中で投げ続けていた。
どんなに野球から離れた生活を送っても、伊良部にとって、野球とは、切り離すことのできないものだった。それから2年後・・・仰天のニュースが飛び込んだ。
その後伊良部がアメリカの独立リーグで現役復帰を果たしたのだ。40歳にして、新しい事に挑戦していた。現役復帰の当日。5年ぶりの公式戦のマウンドで、伊良部は躍動していた。その後の試合でも伊良部は、活躍を続けた。
そしてわれわれの取材に、更なる目標を明言していた。
その後伊良部は、日本の独立リーグでもプレーした。だが、常にケガがつきまとい、昨年1月に、2度目の引退を表明していた。そして、先月。突然の訃報が届いた。
野球を心から愛し、最後まで野球にこだわり続けた男・伊良部秀輝。
伊良部の一途な野球への想いは、永遠に語り継がれることだろう。
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