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BACK NUMBER #230 2010.3.8 O.A.

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横浜ベイスターズ大改革に完全密着!
〜尾花新監督の分析野球に迫る〜
2009年11月13日。横浜ベイスターズは球団再建のため、この男に白羽の矢を立てた。尾花高夫、52歳。尾花は、これまでにロッテ、ヤクルト、ダイエー、巨人の4球団でピッチングコーチを務め、いずれも就任1年目で投手陣を大幅に建て直し、チーム防御率の改善に成功している。尾花の卓越した指導力の根底にあるのは、コーチ時代から毎日続けているという、データの整理からの地道な分析作業。尾花の真髄である分析野球…そこには、ありとあらゆる独自のデータが存在している。

2月1日、横浜ベイスターズのキャンプが始まった。チームの最重要課題は、2年連続リーグワーストの防御率だった投手陣の再建。尾花は練習の8割以上、投手陣をチェック。そして問題点を見つけると改善点をより的確に伝える。指摘するポイントは、ボールを持っている手の動きといった細部にまで渡る。そんな尾花が、キャンプ序盤、最も気にしている投手がいた。ダイエー時代に中継ぎとして活躍した、尾花の教え子、篠原貴行。昨年ソフトバンクから戦力外通告を受けたが、尾花はまだ出来ると判断し、手を差し伸べた。

練習が終了しても、改革はまだ終わらない。尾花は練習で気付いたことを、コーチミーティングでコーチに指示。コーチミーティングの後には、監督自身が選手に直接行うミーティングもあり、その内容は細かい戦術やサインなど多岐に渡る。尾花は、選手はもちろん、コーチにまで意識改革を進めていた。ここ2年、投手コーチとして結果を残せていない野村弘樹も、指導力を問われる状況下で、監督の期待に応えようと日々戦っていた。更に、尾花は今年からスコアラーを4人増員した。スコアラーの仕事は、情報を記録し、分析すること。近年の緻密な野球は、スコアラーの情報あってのものだ。

そして、いよいよ実戦が始まった。尾花新監督の投手陣の再建は順調に進められ、紅白戦では多くの投手がその変化を感じとっていた。だが、まだまだ課題が多いのも事実。尾花ベイスターズに、これから次々と試練が訪れるだろう。だが、チームは確実に変わり始めている。
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