バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #226 2010.2.8 O.A.

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日本初の兄弟世界王者誕生へ…
亀田大毅 3度目の世界戦に完全密着!
幼い頃からボクシング一筋で夢に向かってきた亀田3兄弟。その中でも一番手のかかる、やんちゃ坊主だった次男・大毅。まじめで努力家の長男・興毅、そして小さい頃から天才と呼ばれた三男・和毅。この二人の兄弟達の狭間で、大毅はいつもどこかにコンプレックスを抱えながらボクシングを続けてきた。そんな息子に対し、父・史郎さんはジレンマを感じていた。「大毅自身が自分から練習してくれたら強くなる」自分に足りないものを、息子に感じ取って欲しかった。

昨年11月、興毅が王者内藤大助との宿命の対決に挑み、2階級制覇を達成した。自分が犯した過ちのせいで遠回りさせてしまった兄が、たゆまぬ努力で手にした勝利。この勝利が大毅の心に変化をもたらした。大毅は兄の試合の翌日から、自ら志願し、興毅が行っている5倍の練習量の過酷なトレーニングに、一日も休むことなく徹底的に取り組んだ。兄の背中を追いかけ、大毅は初めて自ら積極的に動き出した。

そして迎えた亀田大毅3度目の世界戦。相手は前回の世界戦で敗れた、WBA世界フライ級チャンピオン、デンカオセーン・カオウィチット。前回の試合で、大毅は「クリンチ」に苦しんだ。そこで、この一ヶ月、大毅はクリンチ対策を入念に行ってきた。デンカオセーンと背格好の似た選手を選び、そのスパーリングパートナーにクリンチをしかけさせ、振りほどく練習を何度も繰り返した。つかんでくる相手に対し、素早くバックステップで対応し、クリンチを許さない。その対策の効果は、試合の随所に発揮された。

前回の敗戦から4ヶ月。今度こそ何がなんでも勝って、チャンピオンにならなくてはならない。そこで初めて見せる大毅の気迫に、父は言葉が出なかった。
己のボクシング人生すべてをかけて臨んだ試合…その大舞台で、大毅は見事に勝利を収め、新チャンピオンの座に輝いた。ここに、日本ボクシング史上初の兄弟世界王者が誕生した。「3人揃って世界チャンピオンにする」父が語った夢の実現は、一歩ずつ近づいている。
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