バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #164 2008.9.4 O.A.

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浜口京子 夢の集大成 北京激闘に完全密着
“絶対に金メダルを獲る─” その思いを胸に8月11日、浜口京子は2度目の五輪の舞台である北京にやってきた。

アテネ五輪で起きた得点ボードのスコア表示ミス、2006年世界選手権で受けた反則まがいのバッティング、そして五輪出場権のかかった昨年の世界選手権での誤審・・・アテネ以降、信じられない不運の連続につきまとわれた浜口。しかし、レスリングへの情熱を失いかけていた自分を支えてくれた父の励ましに応えるべく、浜口は北京五輪への出場権を必死の思いでつかみ取った。

日本から駆けつけた総勢60人の応援団が見守る中、一回戦ではロシアのペレペルキナと対決。浜口を研究しつくしていたペレペルキナに苦戦を強いられるが、延長戦の末、勝利の女神は浜口に微笑んだ。2回戦は本来の力を見せつけ、ブラジルの選手に圧巻のフォール勝ちで準決勝進出を決めた。

金メダルまであと2つ。絶対に負けられない正念場を迎えた。準決勝の相手は地元中国の王。しかし浜口は第一ピリオドを落としてしまう。必死に巻き返しをはかるが、優位にたった王をとらえることができず、浜口親子の悲願の金メダルの夢はここについえた。気持ちを切り換えて三位決定戦に挑んだ浜口の北京五輪は銅メダルに終わった。

金メダルの夢は叶わなかった。しかし不思議と浜口に悔しさはなかった。4年間もの間つきまとわれた不運を北京で追い払い、納得した戦いができたことに満足していたからだ。試合後、娘は父に銅メダルを捧げた。浜口親子の戦いは永遠に続く。
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