バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #146 2008.5.1 O.A.

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史上最年少で表彰台に 女子ジャンパーに密着
スキージャンプ競技は時速90km近いスピードで30階建ての高層ビルから飛び降りるような恐怖感があるという。その女子ジャンプ世界最高峰の大会であるコンチネンタルカップで、2007年3月、当時小学6年生だった伊藤有希選手は初めて日本代表として出場し、史上最年少で銅メダルを獲得した。
5歳でジャンプを始めた天才少女。
だが、そんな有希に早くも大きなスランプが訪れていた。
有希には、成長期ならではの悩みがあった。身長が高いほど、スキーの板が長いほど、体重が軽いほど空気抵抗が大きくなり飛距離が伸びるジャンプでは、板の長さは身長の146%までと制限され、さらに体重が基準以下の軽さだと、板を短くしなければならない。基準値にわずかに足りない有希は、競技前に食べ物や水分をとることで規定体重に合わせていた。
さらに今の彼女にとっての最大の敵は、日々成長し続ける己の肉体だった。この1年で5センチも身長が伸びた有希。その急激な体の変化が、ジャンプにおいて最も重要なポイントである踏み切りのタイミングを狂わせてしまうのである。
2008年3月9日、有希は再びコンチネンタルカップのメダルに挑戦。出場者の中で10代前半は有希ただ一人。他の選手は体が完成しているため、有希と同じ悩みを抱えている選手はほとんどいない。
世界のトップに名を連ねた少女に周囲の期待も集まった。有希は再び表彰台に立つことができるのか。北の大地が育んだ、世界を狙えるジャンプ少女の苦悩と戦いの日々を追った。
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