TBSテレビ 金曜ドラマ「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」

2011年1月7日スタート 金曜よる10時放送

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インタビュー[木村多江さん(結城晶役)]

台本を読んでの感想を教えてください。

率直に「面白い!」と思いました。
ドラマ内で扱われている殺人事件は、残虐なものもあるのですが、それ以上に、犯人の持っている悲しみや社会の闇に迫っていく、社会派ドラマでもあるので、多方面から楽しめる作品だなと思いました。

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プロファイラーを演じるにあたって…。

まず、プロファイラーという職業がどういったものなのかはっきりとわからなかったので、本を読んだり、プロファイラーの先生にお話を伺ったりしました。
警察とプロファイラーの事件の見方の違いは興味深かったですね。
警察は証拠を積み上げていく、それに対してプロファイラーは、証拠を探すのではなくて、殺人現場に行って現場を広い視野で見て、そこからピンポイントへ狭く絞っていく…という見方をするそうです。
例えば、凶器や証拠を探すのではなく、天井に穴が空いていないか…穴が空いているのであれば、そこに長い凶器がぶつかったのではないか…と推測していくんです。
現場に入る時も、犯人が入った時は、どのような感情だったのか…どのようにして座ったのか…など、実際に起こったであろう出来事を、犯人の気持ちになって現場に入るという事が興味深いですね。
プロファイラーの先生からは、プロファイラーとしての基本的な部分からいろいろ伺いました。番組が終わる頃には、「私もプロファイラーになれる!」と思えるくらい人を観察できるようになりたいな、と思っています(笑)。

結城という人物。

プロファイリングチームのリーダーです。いかにもリーダー格というような人物ではなくて、自分自身をプロファイリングされる事が不安で、感情を見せないようにしています。一見クールに見えますが、心から犯罪をなくしたいと思っている、とても熱い人間です。
結城を演じるにあたって、サディスティックな部分を出していこうかな…と思っています(笑)。実際に、結城を演じて、自分の中に意外にサディスティックな部分があった事に驚きました(笑)。
先日、北川景子ちゃんが演じている香月翔子とプライベートで食事をするシーンの撮影があり、そこで、結城は翔子にチクチクと刺すような話し方をするのですが…演じているうちに快感になってきてしまいました(笑)。
皆さんにも、このシーンの2人のやり取りを楽しんでいただけたら嬉しいです。

ご自身をプロファイルしてください。

私は結城みたいなタイプではないです。
実は焦っているのに、のんびりしているように見られがちですね。
初めてお会いする方には、「テレビで演じている時とは全然違うね。」とよく言われます。
演じている役柄だけを見ると、しっかり・きっちりしていると思われがちですが、意外と、大雑把なところもあるんですよ(笑)。

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現場の雰囲気はいかがですか?

ほとんどの方と初共演です。
キャストたちが揃ってお芝居したのがまだ1〜2日くらいなんですが、すでにセリフのキャッチボールが気持ちよく出来ています。
なので、お芝居をしていて楽しいですし、待っている時間の会話も楽しいですね。
今、まさにお互いがプロファイリングをしている最中なのではないかな…。「この人はどんな人なんだろう〜。」と探り合いをしている最中です(笑)。

北川景子さんの印象を教えてください。

とても可愛らしい、女の子らしい部分と、さっぱりした男らしい部分の両方が見え隠れする方です。
そして、お芝居を感覚的に捕らえている天才肌の女優さんだと思います。
台本を読んで、「この翔子はこういうイメージかな?」と思っていると、それを良い意味で裏切ってくれる、意外性も持ち合わせている方です。
「次はどんな玉が飛んでくるんだろう。こっちも何か違うことをしよう。」と、思わせてくれる、一緒にお芝居をしていて楽しい女優さんです。

LADYのみどころを教えてください。

このドラマでは、犯罪が起きて、ただそれを解決していくだけではなく、「なぜその犯罪を起こしてしまったのか。」という、犯人の心の闇が描かれています。
何が正しくて、何が間違っているのか、正義とは何か…など、たくさん考えさせられるドラマです。
また、CPSチームが舞台という事で、最初はバラバラなチームが、徐々にひとつに向かっていく様子を見ていただけると嬉しいですね。
起こる事件は重いテーマなので、CPSメンバーとのウィットにとんでいる会話など、事件以外の部分は力を抜いて見ていただけると嬉しいです。

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