TBS「2018 ワールドカップ ロシア」

6月開幕

PLAYBACK SAMURAI BLUE 日本代表のW杯軌跡を振りかえる

第5回2018.06.18 更新
そしてまた繰り返され…:2014年ブラジル大会

いよいよ開幕した2018年ロシアワールドカップ(以下、W杯)。
日本の初戦を直前に控えて日本代表のW杯の軌跡を辿る企画。
第5弾は2014年ブラジルW杯。

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2010年W杯終了後、日本はイタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督を招聘。

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前回W杯で結果を残した選手を中心に、香川真司や吉田麻也ら新鋭を登用。
2011年アジアカップ優勝、そして史上初となるW杯予選3大会連続最速突破など順風満帆でW杯に臨んだ。

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史上最強の呼び声も高かった日本代表は初戦のコートジボワール戦で前回W杯同様、本田圭佑のゴールで先制(W杯2大会連続及び通算3得点は日本人初の快挙)。
しかし、1-2で逆転負けを喫すると、続くギリシャとの第二戦では前半で数的優位に立つも相手を崩せずスコアレスドロー。
後がない状態でコロンビアとの第3戦を迎えることになる。

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コロンビア戦では前半早々にPKから先制を許す苦しい展開。
前半終了間際には岡崎慎司の2大会連続ゴールで同点に追いつくも、後半はカウンターから次々と失点を許して最終的には1-4の惨敗となった。

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この大会の軌跡は2006年W杯と全く同じと話題になった。
2006年当時も前評判が高かったチームが初戦に短時間での逆転負けを喫し、続く2戦目は欧州中堅にスコアレスドロー。
後のない第三戦はグループリーグ突破を決めた南米のシード国に1-4と同じスコアで負けている(さらに、第三戦では相手にゴールキーパーを交代させられるという屈辱を受けているのも同じ)。

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振りかえると、日本のW杯の軌跡は惨敗と躍進を交互に繰り返している(GL敗退→突破→敗退→突破→敗退)。
前回大会の反省を活かして前評判を覆すというのが日本の特徴と言える。
今大会もそうであると願わずにはいられないが、果たしてどうなることか。

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<サッカーコラムニスト 宝田雅樹>

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