TBS「2018 ワールドカップ ロシア」

6月開幕

みどころ

ワールドカップとは

4年に一度、1ヶ月にわたり世界中を熱狂させるビッグイベント、FIFAワールドカップ。
予選に参加した国と地域の数は209と、2016年のリオオリンピック参加より多く、1大会あたりの全世界での視聴者数はオリンピックのおよそ5倍と大きく上回り、まさに世界最大のスポーツの祭典といえる。
第1回大会は1930年に南米ウルグアイで開催され、前回のブラジル大会までに共催を含む16カ国を舞台に、さまざまなドラマと歴史を積み重ねてきた。そして21回大会となる今回の開催地は、これが初となるロシアである。

参加国と優勝候補

これまでの20大会で優勝したことのある国はウルグアイ、イタリア、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランス、そしてスペインとわずかに8カ国しかいない。

そして今大会の出場32カ国は、ヨーロッパ、南米、アジア、アフリカ、北中米、オセアニアの6地域での予選を経て勝ち上がってきた。
優勝4回のイタリアはまさかの予選敗退。そして初出場がヨーロッパのアイスランド、北中米からはパナマが名前を連ねた。
日本は1998年フランス大会から6大会連続6回目の出場となった。

優勝候補と目されるのは、前回王者にして、若手中心で挑んだ昨年のコンフェデレーションズカップでも優勝を果たしたドイツ。
そして過去最多の優勝5回を誇りながらも、地元開催となった前回大会で涙をのんだブラジルは、世界最速で今大会出場権を勝ち取るなど、その復活ぶりに期待が集まる。
さらにスペイン、アルゼンチン、ポルトガル、フランスなどFIFAランキング(世界ランキング)上位の強豪国も今大会の優勝候補の一角であるといえるだろう。

日本のライバル

日本はこれまでの5大会、決勝トーナメントに進出出来たのは2002年の日韓大会と、2010年の南アフリカ大会の2大会。今大会、日本が躍進するためにはグループリーグ突破が絶対条件となる。
グループHで戦う日本のライバルは、コロンビア、セネガル、ポーランドの3カ国。初戦でぶつかる南米のコロンビアは前回ブラジル大会でも対戦しており、日本は1-4と圧倒された。

驚異となるのはブラジル大会で得点王(6得点)に輝いたハメス・ロドリゲス。
前回ベスト8まで勝ち上がった勢いは今回もあなどれない。

続いて対戦するのがアフリカのセネガル。2002年の日韓大会以来の出場だが、アフリカ予選では失点わずかに3と堅守を誇り、無敗で勝ち上がってきた実力は折り紙つきだ。
特に身体能力の高さと独特のリズム感には警戒しなくてはならない。
イングランドの強豪リバプール所属のFWマネは、速さと強さを併せ持つ危険なプレーヤーだ。

そして最後の対戦がヨーロッパ代表のポーランド。最近のFIFAランキングでも常に上位に位置し、グループの中でも最強と目される。
中でも注目はドイツのバイエルンでプレーし、かつて香川真司の同僚だったFWレバンドフスキ。
今大会のヨーロッパ予選で16得点を記録し、今までクリスチーナ・ロナウドが持っていた同予選1大会での歴代最多得点記録を塗り替えた。
今大会最高のストライカーとの呼び声も高いレバンドフスキをどこまで抑えることが出来るかが大きなカギとなりそうだ。

こんなところにも注目

今大会、ワールドカップとしては初の導入となるのがVAR(ビデオアシスタントレフェリー)だ。
今までは誤審となっていたシーンも、このシステムが導入されることで解消されるのか注目したい。

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