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ハーメルン事件捜査報告書

第4回

進展しない捜査をあざ笑うかのように第4の犯行が発生。場所は湾岸エリアのタワーマンション。マンションの防犯カメラから、犯人の手口、あわよくば顔もわかるのではないかと期待されたが、そこに映っていたのは思いもよらない映像だった。

四人目の被害者

前田千晶ちゃん(3歳)

失踪時の状況

防犯カメラの映像から、千晶ちゃんが自宅マンションを自ら出て行く様子が確認できる。自宅マンションのエントランスには黄色いカーネーションが残されていた。
千晶ちゃんはボールを持って嫌がる様子もなく外に出ており、まさに街中から子どもたちを呼び寄せる「ハーメルンの笛吹き」の様相を呈している。その後の消息は不明。

母親の証言

千晶ちゃんから10分ほど目を離した隙に出て行ってしまったという。行き先に心当たりはないというものの、近頃本人から「ナイショのお友だち」が出来たという話を聞いていた。千晶ちゃんはその「ナイショのお友だち」を信頼しているようで、遊びに連れて行ってもらうことを楽しみにしていたという。
しかし母親とは面識がなく、どんな相手なのかは不明。

考察

・犯人は被害者の家庭環境、母親の行動、生活習慣などに精通している。それは相手をよく知る人物か、もしくは監視しているからではないか?

・連れ去りに関して処罰対象を「母親」に絞っていることから、子どもに恵まれなかったなど、満たされない母性への欲求を持つ裏返しのようにも感じられる。

・犯行の行われたエリアのタワーマンションの住人たちはお互いを意識しあっていることから、よそ者が入り込めば見過ごされるはずもないため、犯人は身近な人間であることが考えられる。しかし行動を起こせば目に付くため、共犯者の存在も捨てきれない。

・千晶ちゃんはボールを持っていたことから「ナイショのお友だち」とボール遊びをしに行こうとしていた。その言い回し、ボールで遊ぶという行動から「ナイショのお友だち」は未成年という線も浮上。

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