益子 倭のバレエの見方・楽しみ方
Kバレエカンパニーで活躍する若手バレエダンサー益子さんが、バレエの楽しみ方を紹介してくれるほか、ドラマに初挑戦した感想や撮影現場の様子などを日記でつづるコーナーです。
Vol.02
■ドラマ出演が決まった時の感想と撮影現場のエピソード
ドラマ出演のお話を頂いた時の率直な感想は、純粋にとても嬉しかったのと同時に、少し不安な気持ちにもなりました。何せ全てが初めて経験する事でしたし、阿部寛さん、柄本明さん、石原さとみさんをはじめ共演者の方々は日本を代表するベテランの役者さんばかりでしたので…。
ドラマの撮影現場は常に誰かが、何かが動いていて非常に慌ただしかったです。それでも、カメラが回り出すと一瞬で現場の空気が緊張感で引き締まる…あの空気感は何とも言えません。それは公演中の舞台裏とも共通する部分だと思います。
撮影の合間には役者さん方と雑談していることが多かったです。 僕はあの時間も大好きでした。 普段は触れることのない世界ですからね。非常に楽しく、貴重な時間を過ごすことができました。 ただ、やはりカメラが回り出すと皆さん一瞬でそれぞれの役に入り、表情も雰囲気も変化する。 あのスイッチというか、変わる瞬間は、凄いの一言に尽きると思います。 さすがプロの皆様です。
Profile
埼玉県生まれ。10歳よりバレエを始める。2006年英国RADツアーに参加。英国ロイヤル・バレエ団サマースクールに参加。08年Kバレエ スクールに入学。英国エルムハーストスクールに留学。10年第38回ローザンヌ国際バレエコンクール セミファイナリスト。同年東京で開催されたローザンヌ・ガラコンサートに出演。11年英国バーミンガムロイヤルバレエのジャパンツアーに参加。
2012年4月、Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。主な出演作は、
『くるみ割り人形』のスペイン人形、『ジゼル』のパ・ド・シス、『白鳥の湖』のチャルダッシュ、『シンデレラ』仕立屋、『海賊』、『ドン・キホーテ』、『ベートーヴェン 第九』、アシュトン振付『ラプソディ』など。
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