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益子 倭のバレエの見方・楽しみ方

Kバレエカンパニーで活躍する若手バレエダンサー益子さんが、バレエの楽しみ方を紹介してくれるほか、ドラマに初挑戦した感想や撮影現場の様子などを日記でつづるコーナーです。

Vol.09

■バレエの魅力

皆さん、明けましておめでとうございます。

これで僕の日記は最後となります。

あらためて撮影を終えた感想というと、あっという間に時間が過ぎていったという感覚でした。有意義で、かけがえの無い、貴重な時を過ごせました。共演者の先輩方、一流のスタッフの方々、全てに恵まれた作品に、本業であるバレエダンサーの役で出演できて本当に幸せです!

最後に僕が思うバレエの魅力を紹介させてください。

バレエとは“総合芸術”であること。これがバレエの最大の特長であり魅力だと思っています。踊るダンサーはもちろん、偉大なる作曲家の音楽、作品を象徴する衣裳、美しい照明、そして細部にまでこだわって作られた豪華なセット…これら一つ一つの芸術作品が舞台上で一体となり、総合芸術となっていると常に感じています。

その素晴らしさを感じていただくには、やはり生の舞台を見ていただく事が一番だとは思いますが、今回のドラマでも、テレビを通して総合芸術であるバレエの魅力を少しでも皆さまに感じとっていただけたら嬉しいです。

(写真)

Profile

埼玉県生まれ。10歳よりバレエを始める。2006年英国RADツアーに参加。英国ロイヤル・バレエ団サマースクールに参加。08年Kバレエ スクールに入学。英国エルムハーストスクールに留学。10年第38回ローザンヌ国際バレエコンクール セミファイナリスト。同年東京で開催されたローザンヌ・ガラコンサートに出演。11年英国バーミンガムロイヤルバレエのジャパンツアーに参加。
2012年4月、Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。主な出演作は、 『くるみ割り人形』のスペイン人形、『ジゼル』のパ・ド・シス、『白鳥の湖』のチャルダッシュ、『シンデレラ』仕立屋、『海賊』、『ドン・キホーテ』、『ベートーヴェン 第九』、アシュトン振付『ラプソディ』など。

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