ニュース

野口、現役続行を明言 山縣らと帰国の途に

2013年8月15日(木)00:00

【モスクワ共同】世界陸上で競技を終えた日本選手が14日、モスクワから帰国の途に就き、熱中症で途中棄権した女子マラソンの野口みずき(シスメックス)は「このままでは終われない。何度でも諦めずにやっていきたい」と現役続行を明言した。

2004年アテネ五輪金メダリストで35歳の野口は「いつもより体が動かず、最後は脚にきて体全体が固まった感じになった」と説明。「結果が全然駄目で悔しい」と涙をこぼす場面もあった。

男子100メートル予選で左太もも裏を肉離れした山縣亮太(慶大)は「リレーにも出られず落ち込んだが、治すことに集中する。去年の肉離れより症状は軽い」とすっきりした表情。レース復帰については「10月の東アジア大会には出られるようにしたい」と述べた。

女子1万メートル5位の新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)、男子棒高跳び6位の山本聖途(中京大)らもモスクワを離れ、女子マラソン銅メダルの福士加代子(ワコール)は別の航空機で帰国する。