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32歳井村が現役引退走り幅跳び 日本記録保持者

2013年6月7日(金)22:16

陸上女子走り幅跳びの日本記録保持者で北京五輪代表の井村久美子(32)=イムラAA=が7日、6メートル10の5位だった日本選手権の競技終了後に現役引退を表明した。今後は三重県鈴鹿市を拠点とする自身の陸上教室で指導する。

井村は「年齢もあるし、体の自由、コントロールが昔より難しくなった。でも陸上って楽しいなと思って終われた」と笑顔で話した。

山形県出身で旧姓は池田。小学校時代から「天才少女」として注目され、第一線で活躍した。福島大時代の2000年に6メートル43のジュニア日本記録(当時)をマーク。06年5月の国際グランプリ大阪大会では6メートル86の日本記録を樹立した。世界選手権には01年から4大会連続で出場した。日本選手権では6度の優勝を経験し、100メートル障害も3度制した。