Vol.05
2013年9月6日 (金)
昨日、世界バレーアジア最終予選の全日本男子初戦、カタール戦は快勝でした!
福澤・越川のBickを絡めた日本のコンビネーションで、ブロッカーを惑わし、実質、全日本デビューとなった大学生、出来田選手も活躍しました。
「緊張しやすいので、どうなることかと思いましたが、
かずさん(横田一義選手・控えのセンター)が試合前、“俺が後ろで控えているから思いっ切りやってこい”と言ってくれたので、楽になりました」
12名のメンバー、全員コートに立ってのストレート勝ち。
試合後の会見でゲーリーは「コートの中でのコミュニケーションが良かった。
ワールドリーグが終わってから、特に取り組んできた“視野を広げる”ことも選手たちはできていたと思う」
合宿中、ゲーリーが選手たちに求めてきた事の一つに“Eye work”
ラリー中の視野を広げることがありました。
例えば、ハイボール(2段トス)が上がった時、スパイクを打たない他の選手は、ボールだけを目で追うのではなく、敵のコートを見て相手の状況を把握し、選手同士がその情報を共有しようという取り組みです。
敵のブロックのどこが弱いのか、セッターはどこにいるのか、
相手のコートのどこにスペースがあるのかなどを知ることで、
スマートなバレーができる、そうゲーリーは言います。
福澤選手「日本は体格、高さ、パワーで劣る。だからラリー中でも相手の情報を把握してプレーすることが必要だと思う。ゲーリーが“ディテールにこだわろう”といつも言っているのは、そういう事だと思う。
それが日本の目指すべきバレーボールのスタイルだと感じている」
ボールの行方を追うよりも、大事なことがある。
これもニッポンバレーの常識を覆し、スマートバレーを目指す全日本男子の新たな取り組みです。
明日は世界バレーアジア最終予選 第2戦のニュージーランド戦です。
ばんきしゃ日記でお伝えしてきた、今までの常識を打ち破ろうとしている全日本男子の戦いぶりを、ぜひご覧ください!
バンキシャ:K・S