ルーベンス展−バロックの誕生

ルーベンスを巡る旅inアントワープ

ルーベンスを巡る旅 in アントワープ 2日目

2日目最初はスナイデルス&ロコックスの家!

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ここは今年の2月24日に開館したばかり。ロコックスはルーベンスの友人で庇護者でもあった17世紀のアントワープ市長。これまではロコックスの家だけが美術館として開館していましたが、この度オープンしたスナイデルス&ロコックスの家では、17世紀の画家スナイデルスの家と合わせて美術館とし、スナイデルスの他、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンス、ピーテル・ブリューゲル(子)の絵画などが展示されています。

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本展でもスナイデルとルーベンスが共同で制作した作品も来日するのでチェックしてみてくださいね。

ここでも企画展が開催中
●「食のバロック静物画と現代の写真」展 Cokeryen. Photo | Film | Food
~2019年1月13日開催

16世紀から17世紀に活躍したフランス・スナイデルスは静物や動物、狩りや市場の様子を描くのに長けていたバロックの画家で、ルーベンスと一緒に仕事をすることもありました。2018年~2020年のフランドル絵画年を記念して、静物画など歴史的な絵画と、現代の写真家であるトニー・ル・デュックの写真を併せて展示する企画展です。

次に訪れたのはカルロス・ボロメウス教会!

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聖カロルス・ボロメウス教会は17世紀のイエズス会が建造した教会。ファサードの装飾そして、鐘楼などルーベンスがデザインしたと言われています。当時最先端のイタリアから帰国したルーベンス。当時はイケてるアートディレクターのような存在だったのでしょうか。

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完成当時は、ルーベンスやヴァン・ダイクといった当時の名画家がこぞって描いた数十枚の画があったそうですが、たび重なる火災に見舞われてしまったそうです。

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向かって右手にあるルーベンスの祭壇画《聖家族のエジプト逃避》は、しばらく行方不明となっていましたが、240年の時をへて、この教会に戻ってくることとなりました。おかえりなさい!
礼拝堂には《聖母被昇天》。ただし現在展示されているのは模写でして、オリジナルはウィーン美術史美術館にあります。うーん、次はウィーンへ行かねば。

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次にたどり着いたのは聖ヤコブ教会。
教会の入り口に金の貝を発見!

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これはホタテ貝の標識で、ホタテ貝は中世から巡礼のしるしとされていたので、巡礼者は巡礼の証としてホタテ貝をぶら下げて歩いたり、ホタテ貝がさす方向の巡礼地スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ教会を目指して進んだと言います。

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そして、ここ聖ヤコブ教会は、当初、聖ヤコブの遺骸を納めたスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ教会へ行く途中の巡礼立ち寄り所として、街の城壁の外に作られた簡素な小屋でした。

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15世紀に入って教会は増築され、アントワープ教区の設立につづいて、ここが「教区教会」となりました。ルーベンスは、この教会に家族の礼拝堂を作りました。そして1640年5月30日に亡くなったルーベンスは、この教会に埋葬されます。ルーベンスが死の6年前に仕上げた祭壇画の聖母には第2の妻エレナ・フールマンの面影が、聖ゲオルクにはルーベンス本人の面影があるといわれています。大変豪華なこのお墓は、残念ながら墓荒らしにあってしまったそうです。悲しい・・・

お墓参りも済ませ、今日もルーベンスの軌跡を感じられる1日でしたね。
ネロとパトラッシュはさぞお喜びのことでしょう。

次は最終日、いよいよフランダースの犬のメッカ、聖母大聖堂へ。

協力:ベルギー・フランダース政府観光局、日本アニメーション

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