営業部デスク勤務のあと番組制作を7年半。「デイキャッチ」「Dig」など担当。北京五輪・震災ほか多数取材。TBSテレビに出向し、政治部記者、「サタデーずばッと」を経て現職。
担当は編成部のトラフィック業務・・・なかなか想像しにくいかもしれません。ラジオのタイムテーブルは多くの番組で構成されています。その番組はフォーマットと呼ばれる設計図を元に作成します。CMのタイミングや、各コーナーの長さなどを骨組みにしたものですが、そこには営業・制作・技術など各セクションの要望や歴史や妥協がパンパンに詰まっています。文字通りこれらを交通整理しながら日々の放送を実現する案内人、のようなものでしょうか。
4月と10月の改編期には各所の意見を集約しながらリスナーとスポンサーの利益を最大限に反映したタイムテーブルを作るべく連日の調整や事務作業が続きます。
加えていくつかの番組のプロデューサーも兼任しており、最近では3月11日にの「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」を気仙沼の屋台村から生中継する準備をしたり、新規の出演者や企画を発掘するための別番組を制作したりもしています。
「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」を仮設の屋台村から生中継
2011年の夏、当時担当していた「Dig」という番組に届いたハガキを読んでいたら差出人の住所に「○○県○○仮設住宅○号」というものが何枚もありました。
彼ら、彼女らがどのような状況で自分の作った番組を聴いてくださっているのか想像すると共に、自分の仕事が「世の中とつながっている」実感を改めて持った瞬間でした。他にも「ブレイク前夜」の人や出来事をスタジオで何度も目撃したことや、四川省大地震、東電福島第一原発などニュースの最前線に赴き、それを報じたことなど数えだすと止まりません。
TBSラジオでは、やる気と能力と強運があれば、
若いうちから責任ある仕事を任され、面白いものを作る仕事に従事できます。
首都圏を中心に、数多くの方に自分が携わった番組を聴いていただくチャンスも待っています。
また、社内では24時間TBSラジオを聴き放題です。
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この文章を読んでいるあなたのような若い人にも、これまで以上にラジオを楽しんでもらうにはどうすればいいのか。
そういうことを常に考えながら仕事をしていますが、正解はまだ出ていません。あなたの力が加われば、答えに近づけるかもしれません。
いまTBSラジオにいないような能力を持った、新しい人材であるあなたとご一緒できる日を楽しみにしています。
一言でいえば、編成部は“TBSラジオ全体のプロデューサー”。番組には必ず1名、“プロデューサー”というエラソーな肩書きの総責任者がいます。
プロデューサーは、番組内容は勿論、キャスティング・予算・スタッフ・営業との交渉…など多岐にわたる仕事、全てに関与し、決定する権限を持ってます。エラい分、業務はハードですが、編成部はまさにコレ。
TBSラジオ全体に関わり、番組にまつわる全てを決定する権限を持たされるエラソーな部署です。もちろん、仕事は、サイコーにハードです。
好きな異性のタイプに“優しい人”ってありますが、人間、“優しい”っていうのはサイテー限の能力だと思います。
同じように、どこの会社でも「協調性」「コミュニケーション能力」「積極性」「向上心」が必要といわれますが、これまた社会人としてサイテー限の条件です。
ほかにも「広い視野」とか「アンテナが高い人」とか色んな条件がありますが、そんなことより、やっぱり、“TBSラジオで働きたい”っていう意欲ですかねぇ、これもサイテー限なんですけれど。
2001年キャリア入社
制作時代はデイキャッチ/アクセス/パカパカ/バツラジ/キラキラで毎日生放送。事業時代は映画・イベントで毎日金儲け。編成時代の今は、毎日改編作業してる風(笑)。