俺の家の話

レポート REPORT

2021.3.19 ムロツヨシさんの撮影裏話とプロレスこぼれ話

みなさん、第9話、ご覧いただけましたでしょうか。さんたまプロレスのキャッチコピーである「肝っ玉! しこたま! さんたま!」を唱和する声が、みなさんの胸にも刺さったと思います。

ところで、これまで『俺の家の話』には宮藤さんと長瀬さんにゆかりのあるゲストの方たちがたくさん出演されました。第6話の「潤 沢」メンバーとして出演された阿部サダヲさんをはじめ、第8話では佐藤隆太さんや矢沢心さんが登場。このお2人を見て、『池袋ウエストゲートパーク』の「マサ」と「千秋」を懐かしく思い出した方もいるでしょう。

そして第9話にはムロツヨシさんが観山流の分家当主・観山万寿役で出演されました。万寿は寿三郎のスクープ記事を見て、寿一を糾弾する役どころ。そんなムロさんの出演シーンの裏側をお届けします。スタッフの方に紹介されたムロさんはペコリとご挨拶。すると「ひと言なくて大丈夫?」という長瀬さんにムロさんは「他の人、誰もひと言やってないでしょう!」と笑って返していました。『うぬぼれ刑事』以来、11年ぶりの再タッグですが、このやりとりだけでも2人の間柄がなんとなく分かります。

リハーサルが始まるまで、ムロさんは「戦犯は長男の観山寿一氏、元プロレスラーの放蕩息子。遺産目当てで、今年から~父の介護を始めた~」と“謡風”のセリフを1人で練習。集中して練習するムロさんの声がスタジオ内に響きます。能の監修をされている先生にリズムや抑揚のつけ方を確認し、いよいよ本番。直前までニコニコしていたムロさんですが、セリフが始まった途端、表情も何もかもネチっこい分家当主に一変!でも、撮影の合間は長瀬さんと笑いながら『うぬぼれ刑事』のときの思い出話に花を咲かしていました。

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そんな寿一が所属する「さんたまプロレス」のこぼれ話も少し。さんたまプロレスのロゴの後ろにある形、なんの形だか分からなかった人もいたんじゃないでしょうか。美術さんによると、こちら東京多摩地区の形をしているそうです。

「プロレス団体のロゴって、サッカーや野球みたいに決まりがないんです。どの団体も個性的なロゴを作られているので、あまり参考にすることもできず。また監督からは子どもからお年寄りの方まで親しみやすいロゴにして欲しいというオーダーがあったので、2~30パターンものロゴを用意しました。そこから相談しては変えを繰り返し、今のロゴに落ち着いたんです」

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ロゴひとつとっても、試行錯誤して作っている美術さん。ちなみに「さんたま道場」のほうも少しだけ。

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「ロケハンに行ったときは本当に何もない倉庫で。そこから専門の業者の方にリングを組んでいただいたんです。だから、あのリングは本物。実際にプロレスラーの方たちが使用されているリングと同じなんです。トレーニング機材に関しては、さんたまプロレスはあまりお金がないという設定なので、中古のトレーニング機材を扱っている業者さんを探し、使い古された機材をお借りしました」

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さんたま道場の2階フロアにある事務所

この道場、倉庫のため真冬の撮影はとっても寒かったそうです。第9話ラストは、スーパー世阿弥マシンの引退試合が始まる寸前で終わってしまいましたが、最終話はどうなるのか? 3月26日(金)放送の『俺の家の話』をどうぞお楽しみに!

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