水戸黄門大学

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学部(がくぶ)

東海道五十三次

第28部 / [8] 袋井
*東海道のおへそ
袋井は東海道のど真ん中、江戸から数えても、京から数えても二十七番目。昔の旅人は袋井宿まで来るとほっと一息ついた。名物はうなぎにスッポン。精をつけて東海道の後半分を歩いたに違いない。また、ここは鎮火・防火の信仰で広く知られた秋葉山にある秋葉神社へ行く道もあった。江戸時代には全国各地から盛んに参詣登山が行われ、現在も各地に秋葉神社がある。
昔は街道の常夜灯、今は花火が有名である。その数は全国でも一二を争う豪華さだ。
この他、「クラウン」印のマスクメロンは全国有数の品質を誇っている。もう一つの名物はこの町が東海道大好きであると言う事。歩いて東海道を旅しているとその親切さが良く分かる。宿の入り口出口には案内のパネル。松並木の土塁を昔並に再現しようと今復元工事の真っ最中だ。昔は道の両脇に土塁を積んでそこに松を植えて旅する 人を保護してくれた。それを拡幅工事等でどんどんなくしていった。その復元工事をしている。そこまでこだわっている。
来年、つまり、400年祭の年の東海道シンポジウムの開催がこの市で行われる。それに向けて着々と準備が進んでいる。市役所には「東海道のど真ん中」と大きく看板が上っている。その隣に「どまん中茶屋」がある。昨年暮にオープンした。毎日、地元の有志がボランティアで東海道を行き来する人にお茶やらお餅を振る舞ってくれる。それも無料である。午前9:00〜午後5:00の時間帯に開いているので立ち寄られるといい。
宿をすぎると木原の一里塚を見ることができる。これも今の人の心意気で再現されたばかりだ。石積みの上に2メートル位あるジャガヒゲと言う名の草に覆われた土塁があり、その山の上に榎が植えてある。東海道の残っている一里塚を見て回り、古文書を調べて復元した。その町の人にもこれが愛されている。一里塚を見てたら、町の人がジャガヒゲの成育の心配をしていた。ここも観光の一つになるだろう。
去年の宿場寄席では市役所のロビーを使ってやった。役場のホールを使っての催しはここだけだった。町の皆さん総出で私を迎えてくれた時は本当に嬉しかった。東海道のどまん中は旅を人を心から暖かくしてくれる。
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