水戸黄門大学

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学部(がくぶ)

東海道五十三次

第28部 / [7] 掛川
*内助の功
掛川宿は「内助の功」で知られている山内一豊と妻の城下町。ある日一豊が馬市で駿馬を見かけ、欲しくてたまらず買い付けの約束をする。生活は苦しく、毎日の米にも事欠くような状態で馬を買う金なぞありません。妻はいざという時に使うようにと実家から譲り受けた大金をその馬の支払いにと差し出した。一豊はのちにその馬の良さが主家の目に留まり出世の糸口になったと言う。
掛川城の天守閣は一豊が拵えた物、それを市民が平成の時代に蘇らせた。掛川のシンボルだ。
そればかりではない。掛川はお茶の生産高は日本一である。生産量はもちろんだが、品質も違う。去年の旅でも掛川城の近くの休憩所で飲んだお茶がおいしかった。そこいらのお湯、お水、お茶がセットになってボタンで切り替えて給湯する機械と違う。
オレンジジュースを注ぐ時に使う透明な器に攪拌の装置、掛川茶はお茶のサービスまでおいしいのを飲んでもらおうと心がけているのに驚かされた。
お茶の生産者が出来を競い合っている。その席のアトラクションで呼んでもらった。 どうしたら品質が良くなるか。
各農家の講演や討議に町のお茶に対する情熱を感じた。
掛川市内にもう一つの東海道の宿、日坂がある。旅篭「川坂屋」を建築途中で覗かしてもらった。ここは平成12年4月1日オープンした昔の旅篭を再現した資料館だ。
その他の地元の方の努力の結晶だ。本陣、脇本陣、その次に格式のあった旅篭。上段の間も備えてある。全体が黒を基調にして、しっくいと障子の白が映える。西郷隆盛の弟や山岡鉄州等の書、大きな神棚、障子にはきれいな格子、欄間には見事な彫刻がしてある。格式が感じられる。
掛川市を東から見ていくと牧ノ原台地の一面の茶畑、小夜の中山峠、日坂の宿、掛川城天守閣、そして工業団地とさまざまな表情を見せてくれる町である。
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