出演者インタビュー

月曜ミステリーシアター『刑事のまなざし』2013年10月7日より毎週月曜よる8時放送

出演者インタビュー

要潤さん 菊池大雅役

菊池大雅という男性はどんな人物でしょうか?

立場でいうと東池袋警察署の強行犯係の係長ですが、たぶん僕の想像ですとエリート街道を進んでいる人じゃないかと思います。若くして強行犯のリーダーという役職に大抜擢されたということは、今後は警視庁で働くことになる人物なんでしょうね。

写真

そんな中、現在は、北村さんが演じてらっしゃる警視庁の長峰さんと、東池袋署の強行犯チームとの架け橋的な立ち位置にいる人だと思います。二つのセクションのブリッジ的な役割をするというか、お互いの間に入って、いろいろと調整をする役回りですね。台本を読んでいて思うんですが、警視庁は警視庁のやり方があり、それと同じく所轄にもそういった部分がある中、特に夏目さんは独自の思考で事件に臨む人だと思いますが、それらお互いの気持ちや圧力を調整するポジションに菊池はいます。

そんな菊池を演じる上で気をつけている点というと?

年上の刑事が多い中、それに負けない存在感を出せたらとは思っています。菊池がなぜ彼らの上司なのか? という存在理由というか、上司としての立場、その説得力を演技で見せていかなければいけないので、それが一つの課題だと考えています。具体的にいうなら、上司としての立ち振る舞いや佇まいと、言葉を発するときの語気なのかなと思います。 それと、僕の場合、クランクインから始まって、徐々にその役に入っていくタイプなんです。今、第5話を撮影しているところで、撮影の半分ぐらいが過ぎようとしているところでして、この辺りからようやく、スッと役に入っていけるようになりました。

撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?

すごく落ち着いているというか、大人な現場です。やっぱり、先輩方のお芝居を見て勉強するところが多いので、僕個人としては、日々勉強しているような感じです。同年代の方が多い場合は刺激を受けるような感じですが、椎名さんや松重さんは、僕らの目指すところにいらっしゃる俳優なので、すごく勉強させていただいています。

写真

椎名さんとは昨年も一昨年も共演させていただいていまして、食事にも連れて行ってくださるなど、良くしていただいています。
松重さんとの共演は10年ぶりなんですが、「そのときから印象は変わらないよね」っておっしゃたんですけど、年齢を聞かれて32歳ですっていったら、すごくビックリしていました(笑)。僕は若いときからそうなんですけど、実年齢にしてはすごく落ち着いて見られるんです。

「まなざし」という言葉で連想することというと?

「まなざし」というと僕たち役者にとって、すごく大事な表現の方法です。例えば、お芝居を観たときに「あの人のまなざしが強い」とか「まなざしが印象的」というように、演技を評価する点での、一つの大切な言葉だと思っています。
演技をする上でいうと、目線がぶれないとか泳がないとか、目線の取り方“まなざし”というのが、僕が演技をする際の一つの軸になっているんです。今回「刑事のまなざし」というドラマに出演させていただくということは、どう刑事の“まなざし”を表現するか? ということと、演じる際にどんな“まなざし”で演技するかという、この二つの要素が重なってくるのが興味深いですね。 僕が演じる菊池のまなざしというと、警視庁に対するまなざしと、自分のチームを愛するまなざしと、その二つのまなざしを持っていると思います。

ズバリ、このドラマの見どころというと?

各話の最後には、みなさんをアッと言わせるどんでん返しがあるので、それは毎回の見どころですが、物語の中で一貫している部分で言うと、夏目さんの愛娘に起こった痛ましい事件について、これからどうなっていくのか? というところがあり、そこも一つの大きな見どころでしょうね。
また、実は、福森さんもなにか過去を抱えているようなところがありまして、夏目さんと福森さんも、それぞれ何かを抱えながらも刑事という仕事と向き合っている中、たぶん菊池はそれぞれの過去を知った上で、彼らと一緒に仕事をしていると思うので、これからの菊池の振る舞いにも注目していただけると嬉しいです。

PAGETOP