放送内容
大航海時代の始まりは15世紀末。ポルトガルの冒険家ヴァスコ・ダ・ガマがアフリカの喜望峰を回りインドにたどり着く新航路を切り拓いたのだ。ヨーロッパの国々はインドの香辛料や中国の磁器を求め次々とアジアを目指した。そして東西の文化が出会い様々な世界遺産を生んだ。宣教師フランシスコ・ザビエルが日本にやって来たのも大航海時代。彼が布教したキリスト教は長崎や天草地方に世界遺産の教会を生んだ。
インドへの海の道
冒険家ヴァスコ・ダ・ガマはインド原産のコショウを得るため新航路を切り拓いた。
やがてインドには次々と宣教師がやって来る。「ゴアの教会と修道院」は世界遺産になった。宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が安置されている教会もある。
アジアを変えた海の道
ヨーロッパの列強がアジアに進出した大航海時代。東西の文化が出会い様々な世界遺産を生んだ。マレーシアの「マラッカ海峡歴史都市」や中国の「マカオ歴史地区」。「シンガポール植物園」は3000種ものランを栽培する世界最大のラン園だ。
海の道は日本へ
大航海時代の16世紀、日本は戦国時代だった。ポルトガルは鉄砲を伝え、世界有数の産出量を誇った「石見銀山」の銀を大量に手に入れる。そして宣教師ザビエルが伝えたキリスト教は、潜伏キリシタンと呼ばれる人々が信仰を守り世界遺産の教会を生んだ。