放送内容
ギザの三大ピラミッドを含む世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」。メンフィスは古代エジプト王国がナイル川下流域に築いた都だ。その西に広がる砂漠地帯に、ピラミッドなど無数の墓地遺跡が残っている。遺跡のどれもが4000年以上前のものとは思えないほど、その形を留めている。今回は、ピラミッドに隠された謎や、新発見された驚きの地下遺跡などを、高精細8Kカメラで撮影した映像でお届けする。
ナイル川とピラミッドの秘密
有名な三大ピラミッドが聳えるのは、ギザの台地の上。古代のナイル川は、年に4ヵ月間も氾濫し、砂漠の台地の側まで水が近づいていた。ナイル川と深い関係のあるピラミッド建設の秘密に迫る。
新発見の地下空間
王都メンフィスに近いサッカラの墓地遺跡群は、近年、相次ぐ発見に沸くホットスポットだ。今回、2019年に新発見された地下墓所に潜入。その内部は4300年前の鮮やかな色彩を、奇跡的に残していた。
最古のピラミッド大潜入
4650年前に建造された、ジェセル王のピラミッド。6段の階段状になっていて、その後の四角錐のピラミッドの原型ともなった。内部には全長6kmに及ぶ、迷路のような地下通路。そこに世界最大の石棺がある。