放送内容
南米ペルー、アンデス山脈にマチュピチュはある。500年ほど前、インカ帝国によって築かれた。標高2400mの断崖の上に、石積みの建物が並んでいる。その存在が世界に知られたのは20世紀前半のこと。なぜマチュピチュは造られたのか? インカの人々が文字を残さなかったため、全貌はまだ解明されていない。多くの人が一度は行きたいと願う「謎の天空遺跡」を大迫力の空撮映像でお届けする。
大渓谷を走る絶景鉄道
玄関口の町クスコは、かつてインカ帝国の都。そこからおよそ3時間の鉄道旅が始まる。車窓に広がる大渓谷にはインカ帝国の遺跡が数多く残されるため「聖なる谷」と呼ばれている。
巨石神殿
マチュピチュは、宗教的儀式のために建設された場とも言われている。そのため多くの神殿が築かれている。神殿の多くは、もともとあった巨石と人工的な石のブロックを組み合わせて造られている。
4万km アンデスの道
マチュピチュには多くの道が繋がっている。インカ帝国が築いたもので「インカ道」と呼ばれる。アンデスの山間部から海岸地帯まで総延長は4万kmにも及ぶ。道の1つを行くと、白い塩の棚田に辿り着いた。