放送アーカイブ

2022102日放送

北海道・北東北の縄文遺跡群Ⅰ 〜 日本の新しい世界遺産 縄文遺跡群

放送内容

昨年「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録された。農耕をせず、自然の恵みを受け、利用しながら1万年以上続いた縄文人の暮らし。定住の開始から、集落を形成、集落の発展、分散、その一連が分かるのがこの地域の特色である。北国に生きた縄文人が何を食し、集落の中でどのような生活をしていたのか、縄文遺跡の季節の移ろいと共に探る。

日本最大の縄文集落

縄文時代中期に最も栄えた三内丸山遺跡。集落の中央部には儀礼の場、大通りの両脇には大人の墓、そして居住域。縄文人は計画的に集落を作りながら1700年、定住していた。たくさんの出土品や大型建造物からも集落の大きさがみてとれる。

写真:放送内容

秋から冬へ 縄文人の食

北国の縄文人の暮らしを2つの縄文遺跡から見る。土屋根の竪穴建物の存在を明らかにした御所野遺跡。周囲は落葉広葉樹に囲まれ森の恵みが豊かだった。今も大船遺跡近くの大船川には秋にサケが遡上する。縄文時代もサケは重要な栄養源だった。

写真:放送内容

ストーン・サークルと貝塚の正体

小牧野遺跡の環状列石は規則性を持った石の塊が集合体になってできた円。1つ1つの塊は墓と考えられる。また、二ツ森貝塚には貝だけではなく、様々な生活用品や装飾品が埋まっていることから貝塚は役割を終えたものをあの世へ返す場所とも考えられる。

写真:放送内容

BACK TO PAGETOP